日毎に早くなる夜明けや、枝の小さなつぼみが、すぐそこまで来ている春を知らせています。暖かな季節の訪れを待ちわびるこの時期、食卓に春の味覚がのぼれば、皆の会話が弾むことでしょう。そして、ふだんのおかずにも四季の変化が映る暮らしの大切さを、実感されるのではないでしょうか。旬の食材は、幼いお子さんや、外出がままならない方にも、季節の訪れと恵みを伝え、自然に沿った食事が、体も心も優しく支えてくれることを教えてくれます。今月は、そんな旬の素材を取り入れた、心弾む早春レシピをピックアップしました。


2010年3月1日公開
ほたるいかのパスタ
ほたるいかと菜の花を取り合わせた、簡単に作れて素材の旨味たっぷりのレシピ。にんにくと赤唐辛子、黒胡椒が味の引き締め役です。スパゲティがゆで上がる頃に、菜の花も加えてゆでて、下ごしらえの一手間を省きます。
かつおと春野菜のサラダ
出回り始めたかつおは、まだ脂が少ないさっぱり味。フライパンで表面をサッと焼いて、はしりのスナップえんどうやアスパラ、芽キャベツを合わせ、ぽん酢醤油ベースのドレッシングをかけます。かつおの旨味がゆで野菜の甘味とマッチした、ごちそうサラダです。
あさりとわけぎのぬた
身が太っておいしさもピークのあさりと、軟らかさと甘味の増した旬のわけぎに、辛子味噌をかけます。しっとりと口当たりも良く、ひなまつりのお膳にふさわしい一品です。わけぎは、ねぎに似ていますが、ねぎより軟らかく、香りが穏やか。ビタミンCやカロテンが豊富です。
こごみの天ぷら
山菜を手軽に味わうなら、天ぷらがおすすめです。こごみはアクがなく扱いやすい山菜ですが、アクが強く下処理のめんどうなものでも、天ぷらなら大丈夫。カラリと揚げて、一足早い山の春を味わいましょう。抹茶塩は、おいしいだけでなく、お茶の香りで減塩効果も。
うどと新わかめの吸い物
うどと新わかめを取り合わせた、春の香り満喫の一品。露地で栽培された、葉が緑色のものを「山うど」と呼びますが、春先に山野に自生したものは、味も香りも格別です。木の芽を添えてすすめれば、さらに春の香りがあふれます。
※次回は3月15日更新予定です。





























