やわらかく高エネルギーの食べ物が格段に増えたことで、子育ての時期に噛む訓練を受けずに育った子どもたちが増えています。離乳食でやわらかいものから固いものへ咀嚼するコツを会得することは、あごや歯の発達から全身の健康にまで影響します。歯を噛み合わせると、脳がその刺激を受けて、唾液の分泌を促し、噛み、飲み、呼吸する咀嚼のリズムが自然に出来上がります。それが言葉を話し始める基礎となり、脳の発達を促します。噛むことは、満腹感を与えるので食べ過ぎを防止し、唾液分泌を促進して虫歯予防や感染症予防など健康を支え、脳に食べ物の情報を送り、考えさせることで脳の働きを活発にします。噛むことによる筋肉運動は脳細胞の代謝を活性化し、脳への血液循環もスムーズに行います。よく噛んで、よく味わう。これは子育てでとても大切な言葉です。
| ちょこっと・アドバイス! |
| 噛む力を鍛えるには、ふだんの食事を見直すと同時に、噛む回数を意識して増やすことが大切です。ひと口で30回、一度の食事で1500回噛むことを目標としましょう。回数を多くするためには、食物繊維を使ったレシピがおすすめです。調理法も工夫し、食事中は水などで流し込む習慣はやめましょう。家族みんなで食卓を囲み、食事にゆっくり時間をかけるようにすれば、おのずと噛む回数も増えるはずです。 |
| この症状に必要な栄養素とそれを多く含む食材 |
| 食物繊維 |
玄米、豆類、ひじき、きのこ類、寒天、切干大根、おから、ごぼう、いも類 |
| 噛みごたえのある食材 |
ナッツ類、煎り大豆、こんにゃく、いか、たこ、マッシュルーム |
| よく噛むための調理法 |
うすい味つけ、切り方は大きめ、複数の食材を組合せる |
|
|
この症状に必要な栄養素
|
- 食物繊維

|
|