胃は大きく分けて胃酸分泌、粘液分泌、ぜん動運動の3つの働きをしています。このどれか一つでも働きが悪くなると、胃全体のバランスが崩れてしまいます。胃には過労やストレスが大敵。ダメージを受けて血管が収縮すると血行が悪くなり、胃酸などから胃の粘膜を守る粘液が十分に供給できなくなります。また、過度のストレスは消化液の分泌を促進するため、胃の粘膜を傷つけ、胃や十二指腸の潰瘍の原因となります。さらに、食生活の乱れも潰瘍ができる要因の一つです。食事と食事の間に時間があくと、胃が直接消化液にさらされる時間も長くなり、潰瘍の危険性も高まります。また、消化しにくい脂肪分の多い食べ物や、極端に辛かったり濃いものは胃壁を傷めるので、できるだけ避けた方が賢明です。規則正しい食生活と胃粘膜を活性、修復する働きのあるビタミンB群、ビタミンE、ビタミンU、ビタミンA、ビタミンCをバランスよく摂取しましょう。
| ちょこっと・アドバイス! |
| 近年、「ヘリコバクター・ピロリ」という胃の中にいる細菌が、胃や十二指腸の潰瘍や胃がんの要因の一つであることがわかっています。この細菌自体の持つ酵素が胃内の尿素を分解して作るアンモニアによって強酸である胃酸を中和して、胃の中で棲息していく条件を整えているのです。ピロリ菌がいるかどうかは検査ですぐわかり、除菌治療も行えますので、疑いのある方は医師の診断を受けましょう。 |
| この症状に必要な栄養素とそれを多く含む食材 |
| ビタミンB群 |
豚肉、大豆、かつお、まぐろ、さけ、さんま、牛レバー、さば、鶏肉、羊肉 |
| ビタミンE |
キングサーモン、うなぎ、さんま、かぼちゃ、植物油、アーモンド |
| ビタミンU |
キャベツ、レタス、セロリ、青のり、卵、牛乳、アスパラガス |
| ポリフェノール |
ブルーベリー、赤ワイン、いちじく、ココア、緑茶、そば、しょうが、豆腐 |
| ビタミンA |
牛レバー、うなぎの蒲焼き、あんこうの肝、豚レバー、鶏レバー、卵黄 |
| ビタミンC |
レモン、オレンジ、赤ピーマン、菜の花、ブロッコリー、柿、キウイ、イチゴ |
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