なんとなく体がだるい、食欲がないなど、日頃は健康な方でも夏場は体調を崩しがちです。熱帯夜つづきで十分な睡眠がとれていなかったり、日中の冷房がききすぎた室内と戸外との温度差なども原因として考えられますが、食事の栄養バランスのくずれによる体力低下も大きな要因のひとつです。暑くて食欲がないからといって、いつも簡単な食事ですませていたり、冷たい清涼飲料水などをとりすぎていませんか?元気に夏をのりきるためには、まず、バランスのとれた食事で暑さに負けない体をつくることが大切です。
夏野菜といえばトマト。最近、トマトは赤い色素成分リコピンが強い抗酸化作用をもつことで注目されています。このほか、比較的熱に強いとされるビタミンC、ナトリウムの排出を促すカリウムが多く、酸味が胃液の分泌を促し、消化を助けます。トマトは生でも加熱してもおいしいですが、旬のおいしい時期にはぜひフレッシュな食感を残したトマトスパゲッティをお試しください。
太刀魚には、骨や歯を丈夫にし、細胞の成長や神経機能を正しく働かせるリンが豊富に含まれています。また、カルシウムの働きを調節するマグネシウムも含まれているので、骨の正常な代謝を維持するほか、精神を安定させ、筋肉の働きをよくしてくれます。老化防止や抗がん作用、血行をよくするビタミンEや、脳神経の働きを助け、血行もよくするナイアシンも含みます。脂質はやや高めですが、あっさりとしたくせのない味が特徴です。
卵はビタミンC以外の栄養素をバランスよく含み、特に必須アミノ酸をバランスよく含む完全栄養食品です。コレステロールを多く含むので、一時期敬遠されていましたが、卵黄に含まれるレシチンには血中コレステロールが血管に沈着するのを防ぐ働きがあるので、健康な人なら1日1個程度は大丈夫です。血中コレステロールが高めの方でも、トマトをたっぷりと入れたヘルシーなトマト入りスクランブルエッグなら、卵の量が少なめで安心です。
じゃがいもに多く含まれるビタミンC は、加熱しても壊れにくいのが特徴です。また、体内の塩分バランスを正常に保つカリウムが非常に豊富に含まれているので、高血圧の予防に効果があります。また、カリウムには筋肉の動きをよくする働きもあるため、不足すると疲れやすくなります。大量に汗をかく夏場は、汗とともにカリウムが失われやすいので、夏バテ予防のためにもカリウム不足には気をつけたいものです。
夏場のスタミナアップにおすすめのトマトと卵がメインのさっぱりしたスープです。フランスパンは固くなってしまったもので十分。ショルダーベーコンは、普通のベーコンよりも脂肪分が少なくヘルシーです。豚肉には糖質の代謝を促し、疲労を回復させるビタミンB1が多く含まれますが、このビタミンB1は、アリシンを多く含むにんにく、にら、玉ねぎなどと組み合わせることにより、吸収率が5〜6倍に高まります。