いよいよ春たけなわ。自然が目に見えて活気づきます。店に並ぶ野菜や魚が、いつもに増して新鮮に見え、たけのこ、うど、木の芽など、季節感あふれる山の幸にも心が弾みます。この季節ならではのフレッシュな食材を、毎日の食事にたっぷり取り入れて、春の味覚を楽しみましょう。旬の食材は、味はもちろん栄養の面からもピークを迎えるものが多く、特に、のびのび育った春野菜は、食べるとその生命力までもらえるような気がします。季節と年度が変わり目を迎える4月は、何かとストレスがたまりがち。いつも以上に旬の味を取り入れた、おいしくヘルシーな食事で、心と体の元気を取り戻してください。


2009年4月15日公開
ふきご飯
露地物のふきが出回ります。独特の香りと、程良い苦味のあるふきは、ちょっと大人の味。しゃきしゃきした歯触りと、きれいな色を楽しむため、ふきは別に煮ておき、炊き上がったご飯に混ぜ込んで仕上げます。油揚げとの相性がいいので、忘れず加えてください。
あさりのトマトソーススパゲッティ
あさりは火を通しすぎると、せっかくのふっくら太った身が縮んでしまいます。口が開いたところで火を止めるのがコツ。旬のあさりの強い旨味と塩分でソースの味がしっかり仕上がり、とてもおいしいパスタです。
さわらの七味風味
漢字は魚偏に春と書きますが、回遊魚なので土地によって旬が異なり、春が旬なのは瀬戸内地方です。さばの仲間ですが、適度に脂ののった、淡泊で上品な味。身がやわらかいので、焼き物にするときは、漬け汁やみそで身をしめることが多い魚です。今回は少量の酒と醤油で下味をつけ、七味唐辛子をまぶして焼き、甘酢おろしを添えました。塩分を控えた味付けで、さわらの上品な持ち味を楽しんでください。
野菜の昆布〆
加熱したえび、キャベツ、菜の花を、だし昆布で巻いてしばらく置きます。味と塩気が浸みたところで昆布をはずし、中身を巻いて、食べやすい大きさに切ればできあがり。キャベツと菜の花のビタミンCたっぷり、昆布の旨味もたっぷりの、変わり漬け物風。お花見弁当にも詰めて行きたい、彩りのきれいな、後口さっぱりの一品です。
うどとわかめの酢の物
柔らかく、香りの良い生わかめを湯通しし、シャキシャキしたうどと酢の物に。お酢は胃液の分泌を促し、口がさっぱりしますから、疲れ気味で食欲のないときなど、ぜひ献立に取り入れていただきたいものです。わかめは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの他、不足しがちな食物繊維も豊富。今の季節なら、たけのこと合わせて柔らかく仕上げた、若竹煮などもおすすめです。
2009年4月1日公開
春の天ぷら盛り合わせ
きす、たけのこ、たらの芽、生椎茸を盛り合わせた、 春ならではの天ぷら。たらの芽は山菜の王様とも言われ、天ぷらで食べるのが人気です。栽培物が出回っていますが、できれば野生のものを味わっていただきたいもの。アクやクセの強い山菜を手軽に楽しむには、天ぷらが手軽にできておすすめです。
イカたま
柔らかい春キャベツをたっぷり使ってお好み焼きに。キャベツに多く含まれるビタミンCは、心身のストレスへの抵抗力を強める働きがあると言われますが、このイカたま1枚に、1日に摂りたいビタミンCの約7割が含まれます。また、胃壁を保護し、肝機能をアップする、ビタミンUも豊富です。
あさりとうどのあっさり蒸し
春のあさりがおいしいのは、貝特有のうまみ成分のコハク酸や、グリコーゲンが増えるから。爽やかな香りと歯触りがうれしいうどと一緒に、サッと炒めて酒蒸しにします。赤唐辛子、にんにく、ごま油が味の引き締め役。栽培物のうどは年中手に入りますが、できれば季節の山うどでお作りください。ほろ苦さにも春を感じる一品です。
ほたるいかの辛子味噌
特有の味わいが、春の楽しみの一つであるほたるいかに、これまたいかにも春らしい菜の花をゆでて盛り合わせ、辛子味噌でいただきます。甘味とほろ苦さの取り合わせが、季節の訪れを感じさせてくれます。手早く作れて、わずか55kcal。ビタミンAとCも豊富です。
たけのこの木の芽和え
桜の便りが届き始めると、このメニューが待ち遠しくなる方も多いのではないでしょうか。竹かんむりに旬(しゅん)と書いて、筍=たけのこ。水煮は年中手に入りますが、旬のおいしさにはとうていかないません。春の息吹をそのまま食べるような木の芽を、白味噌とすり混ぜた衣で和えて。成長の速いたけのこと、芽吹きのエネルギーいっぱいの木の芽、2つの春の勢いをどうぞ召し上がれ。
※次回は5月1日更新予定です。










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