日毎に早くなる夜明けや、枝の小さなつぼみが、すぐそこまで来ている春を知らせています。暖かな季節の訪れを待ちわびるこの時期、食卓に春の味覚がのぼれば、皆の会話が弾むことでしょう。そして、ふだんのおかずにも四季の変化が映る暮らしの大切さを、実感されるのではないでしょうか。旬の食材は、幼いお子さんや、外出がままならない方にも、季節の訪れと恵みを伝え、自然に沿った食事が、体も心も優しく支えてくれることを教えてくれます。今月は、そんな旬の素材を取り入れた、心弾む早春レシピをピックアップしました。


2010年3月15日公開
筍のマリネ
新物のゆでたけのこをあぶって、わさび醤油ベースのマリネ液に漬け、生ハムで巻きます。珍しい組み合わせが、ちょっとサプライズな一品。たけのこの甘味を生ハムの塩気が引き立てて、ご飯にもパンにも合うおいしさです。
かつおのユッケ丼
鮮やかな赤身のかつおに、ユッケだれがとても合います。春獲りのかつおは良質のたんぱく質が豊富で、しかも低カロリー。骨粗鬆症予防に効果のあるビタミンDも豊富で、この1品で、1日に摂りたい量をカバーできます。
菜の花のサッと煮
春の訪れを告げる菜の花を、豚肉とサッと煮ます。どちらもビタミンB1が豊富で、この1品で、1日に摂りたい量の約1/3をカバー。菜の花はビタミンCも豊富で、この1品で、1日に摂りたい量の約8割が摂取できるほど。簡単に作れて栄養たっぷり、季節の変わり目で、心身ともにストレスの多いこの時期にぜひおすすめしたいおかずです。
ピースポタージュ
きれいな若草色が食欲をそそるスープ。豆と玉ねぎをやわらかく煮てミキサーでかくはんし、低脂肪牛乳でのばします。とろりとやさしいのどごしは、離乳食や、食べ物を飲み込みにくい方にもおすすめ。レシピでは冷凍のグリンピースを使っていますが、旬の時期には生のものを使って、さわやかな香りと甘味をお楽しみください。
手作りいちごジャム
栽培法や品種改良が進み、おいしいいちごが1年の半分以上楽しめるようになりました。中でも流通のピークは3月頃と言われますから、お買い得ないちごを見つけたら、砂糖控え目のジャムを作ってみましょう。eクッキングスクールでは保存容器の殺菌方法もご紹介しています(eクッキングスクール「ジャムなど保存容器の殺菌方法」参照)。
2010年3月1日公開
ほたるいかのパスタ
ほたるいかと菜の花を取り合わせた、簡単に作れて素材の旨味たっぷりのレシピ。にんにくと赤唐辛子、黒胡椒が味の引き締め役です。スパゲティがゆで上がる頃に、菜の花も加えてゆでて、下ごしらえの一手間を省きます。
かつおと春野菜のサラダ
出回り始めたかつおは、まだ脂が少ないさっぱり味。フライパンで表面をサッと焼いて、はしりのスナップえんどうやアスパラ、芽キャベツを合わせ、ぽん酢醤油ベースのドレッシングをかけます。かつおの旨味がゆで野菜の甘味とマッチした、ごちそうサラダです。
あさりとわけぎのぬた
身が太っておいしさもピークのあさりと、軟らかさと甘味の増した旬のわけぎに、辛子味噌をかけます。しっとりと口当たりも良く、ひなまつりのお膳にふさわしい一品です。わけぎは、ねぎに似ていますが、ねぎより軟らかく、香りが穏やか。ビタミンCやカロテンが豊富です。
こごみの天ぷら
山菜を手軽に味わうなら、天ぷらがおすすめです。こごみはアクがなく扱いやすい山菜ですが、アクが強く下処理のめんどうなものでも、天ぷらなら大丈夫。カラリと揚げて、一足早い山の春を味わいましょう。抹茶塩は、おいしいだけでなく、お茶の香りで減塩効果も。
うどと新わかめの吸い物
うどと新わかめを取り合わせた、春の香り満喫の一品。露地で栽培された、葉が緑色のものを「山うど」と呼びますが、春先に山野に自生したものは、味も香りも格別です。木の芽を添えてすすめれば、さらに春の香りがあふれます。
※次回は4月1日更新予定です。










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