名称 | 加賀れんこん |
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都道府県名 | 石川県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | スイレン科ハス属 |
学名 | Nelumbo nucifera |
外国語名 | Lotus root |
生産地 | 金沢市小板、河北潟干拓地、薬師谷地区、才田地区、森本地区 |
収穫地域情報 | 加賀野菜認定。金沢市小板地区の蓮田の蓮根が最高といわれている。鮮度を保つため、泥つきで出荷されるものが多い。 |
別名 | 大樋蓮根 |
由来 | 加賀藩の時代に、加賀の国の産物として公に栽培されるようになったため。 |
歴史背景 | 今から約300年前、加賀藩主前田綱紀の時代、参勤交代の折りに美濃からハスの苗を持ち帰って金沢城内に植え、花を楽しんだことが始まりといわれる。そのハスを大樋町の喜兵衛という者が泥田に移植したところ、驚くほどよく成長し、金沢北部地区一帯に広まったという。土壌条件から生まれる独特の粘り、歯触りが珍重され、金沢の食文化に欠かせない食材になっている。「地ばす」といわれる品種で、地下1m前後を匍匐するため、収穫に極めて苦労があり、収量も少なかった。明治20年頃からレンコンの商品性が注目されるようになり「小坂蓮根」とよばれ、栽培が盛んに。さらに新品種の導入にも力が注がれ、大正中期、生産拡大に功績のあった本岡大吉氏により「加賀蓮根」と命名され市場に出荷されるようになった。 |
時期 | 8月下旬~5月中旬 |
特徴 | 一般的な蓮根よりも細めで節と節の間が短いが穴が小さく肉厚。収穫初期は色白で、末期になると色が濃くなる。デンプン質が多く、もっちりとした粘りのある独特の歯ごたえがある。 |
下処理 | 皮をむき、切ったら酢水にさらして変色を防ぐ。 |
料理名 | 酢れんこん、はす蒸し、すり流し汁、煮物、天ぷら、きんぴら |
調理法 | 酢れんこんの場合は、薄切りにして、ダシや酢、砂糖、塩などを煮立てたなかに入れてさっと煮る。はす蒸しは擦りおろしたレンコンに卵、椎茸やぎんなんほか好みの野菜を混ぜ、みりん、塩で調味して丸く成形し、15分ほど蒸す。 |
選び方 | 重みがあり、歪みがないものを。表皮は自然な肌色のものが新鮮。切り口が茶色に変色していたり、穴の内側が黒くなっているものは避ける。 |
保存方法 | 泥つきのまま濡らした新聞紙などに包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存(半分に切ったものは、切り口にラップをしてから包む)。 |
栄養 | ビタミンCが豊富。また、デンプンが多いのでビタミンCは加熱しても分解されにくい。食物繊維も比較的多い。 |
問い合わせ先 | 金沢市農産物ブランド協会 TEL:076-222-0831 |
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