名称 | 大和まな |
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都道府県名 | 奈良県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
学名 | Brassica campestris |
生産地 | 奈良県大和高田市、奈良市、宇陀市、五條市ほか |
収穫地域情報 | 大和野菜の代表である大和まなは、近年、専業農家が増えたことで、生産技術が向上し、流通量も増えた。現在では、地産地消として県内の学校給食で活用されるようになっている。 |
栽培情報 | 収穫後、葉が黄変しやすく、店頭での日持ちの悪さが生産拡大の課題となっていたが、県ではこの課題を解決するため、2006年から産学官連携による奈良県地域結集型研究開発プログラムにおいて、ナント種苗株式会社、奈良先端技術大学院大学、奈良女子大学および奈良県農業総合センターとの共同研究の結果、2009年に収穫後の黄変等の問題を改善したふたつの新品種を育成することができるようになった。2010年6月、農林水産省に品種登録出願し、2010年9月に「夏なら菜」が、2011年10月に「冬なら菜」が品種登録された。 「夏なら菜」は株張りがよく春から夏栽培に向く品種、「冬なら菜」は低温でも生育が良好なので秋から冬栽培に向く品種であることが特徴で、この2品種の組み合わせにより周年生産が可能になった。 |
歴史背景 | 中国から渡来した漬け菜は、奈良時代初期に書かれた「古事記」に「菘」と記載があるように、日本でもっとも古い野菜のひとつとされている。全国に広まり各地に独特の品種が成立したが、そのひとつである「大和まな」はその原始系に近い品種とされ、葉は大根葉に似た切れ込みがあり、濃緑色で、肉質はやわらかく甘みに富み、食味は寒さや霜にあたると甘みを増すのが特徴。かつては油採り用に栽培されていたが、近年は食用が主流に。 |
時期 | 通年流通しているが、朝晩の冷え込みが厳しくなる12月から2月に寒さと霜に当たることで、ほかの菜類にはないやわらかさと独特の甘味がいっそう増す。 |
特徴 | 葉は大根葉に似た切れ込みがあり、濃緑色で、肉質がやわらかく甘みに富んでいる。 |
選び方 | 葉の色が濃く、大き過ぎないもの。 |
保存方法 | 収穫後の変色が早いので、野菜室に入れ、なるべく早く食べきる。 |
栄養 | ビタミンC、β-カロテン、カリウム、カルシウムなどが豊富。 |
問い合わせ先 | 奈良県農業水産振興課 http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2767 |
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