名称 | ババガレイ |
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都道府県名 | 北海道 |
区分 | 魚介類 |
分類 | カレイ科ババガレイ属 |
学名 | Microstomus achne (Jordan & Starks) |
外国語名 | Slime flounder, Slime sole |
生産地 | 駿河湾以北の太平洋沿岸、福岡県以北の日本海、オホーツク海、東シナ海などに生息している。北海道では太平洋沿岸の渡島地区からオホーツク海沿岸の宗谷地区まで広い範囲に分布。中心漁獲地は函館市戸井地区。 |
収獲地域情報 | 函館市は北海道南端に位置する渡島半島にある。対馬暖流の影響を受け、寒暖差が道内では比較的少ない地域。山がちな地形で平野部は少ない。サケ、イカ、スケトウダラ、ホッケ、日高昆布、ホッキ貝、エゾアワビなど豊富な水産資源に恵まれている。 |
別名 | ナメタガレイ、ウバガレイ、アワフキ |
由来 | 漢字では婆鰈と書く。皮がぶよぶよしていて外見が薄汚れて見えるところが老婆に似ていることから、この名がついた。 |
歴史背景 | 対馬海流が流れ込む渡島地区は、イカ・サケなどの回遊性魚種の魚道であり、コンブなどの藻類、ウニ・アワビ等の貝類といった豊富な資源に恵まれた優良な漁場となっており、地域は漁業や水産加工業など水産業を中心に発展してきた。しかし近年は、全国の漁業と同様、生産量の減少や漁業就業者の減少、高齢化といった厳しい状況にある。ババガレイも同様で、北海道での漁獲量が1960年代には1,000t以上あったが、近年は減少している。 |
時期 | 12月~3月中旬、5月中旬~7月。1~2月の卵を持つメスがもっとも美味とされる。 |
特徴 | 体は長楕円形で肉厚。目がついている表側は暗褐色で、表面に大小さまざまな斑点があるが、裏側は白に近いピンク色をしている。体の表面には粘液が多くヌルヌルしていることから、ナメタガレイとも呼ばれる。潮の流れが速い津軽海峡で育っているため、身の締まりがよい。肉質はしっとりとした絹のような白身で、加熱しても身が収縮しないことから、煮つけに向く。 |
料理名 | 煮つけ、煮こごり、塩焼き、唐揚げ。鮮度がよければ刺身にも。 |
選び方 | ヌメリがしっかりついていて、身がフカフカせず、弾力があるもの。ヌメリに臭いがないものを選ぶ。子持ちのメスがおすすめ。 |
保存方法 | 冷蔵庫で保存 |
栄養 | 高タンパク質低脂肪、タウリンが多い。 |
問い合わせ先 | 渡島総合振興局 http://www.oshima.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/shokusai/a01/a01011.htm |
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