名称 | 飛騨一本ネギ |
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都道府県名 | 岐阜県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ユリ科ネギ属 |
収穫地域情報 | 昼夜の気温差が大きく、冬はよく霜が降るのに加え、12月の下旬からは積雪地帯となる。 |
栽培情報 | 9月~10月に種を植えて、芽を出し、雪に埋もれてしまう苗の時期に、厳しい寒さから身を守るために糖分をたっぷり蓄える。春から秋は、成長に合わせて白根の部分に土寄せを繰り返し、霜が降りて甘味やトロッとした粘りを一層増した11月中旬~12月ごろに収穫する。 |
別名 | 根深ネギ、飛騨ネギ |
歴史背景 | 古くは夏ネギとして北陸路を経て飛騨に土着したといわれ、原産地は旧上枝村(現在の高山市)とされている。飛騨地方で古くからから栽培されてきた「赤保木葱」の改良種。「1年の労をネギらう」という意味や、ほかでは売っていない珍しさなどもあって、嫁いだ娘やよその土地へ行っている者に送る風習が江戸時代からある。2002年に「飛騨・美濃伝統野菜」に認定された。 |
時期 | 収穫は11~12月。室内貯蔵をして冬季中出荷される |
特徴 | 根深ネギのなかでも、何度か土寄せして、長く、太く、白く育てるため、白根部は、60cmほどの長さになり、太いものは直径が5~6cmにもなる。太さだけでなく、甘みが強く、白根は肉質が締まり、葉ともにひときわやわらかくトロッとしているのが特徴。 |
料理名 | すきやきほか鍋物に。一本焼き、酢味噌、朴葉味噌焼き(郷土料理)など |
調理法 | 郷土料理の朴葉味噌焼きは、こうじ味噌にみじん切りを混ぜたものを朴葉の上にのせて焼く。 |
加工品 | 飛騨一本太ねぎスープ |
選び方 | 緑と白の境目がくっきりとして、白い部分が長く、硬く締まっているもの。ふかふかしたものは避ける。土つきのまま、軽く干して表面の土を乾かしてから発送されているものが多い。これは、甘みや水分を損なわず、保つための農家の知恵。 |
保存方法 | 表面に土がついて乾かしてある状態で、新聞紙等に包み、冷暗所で立てて保存。洗ってあるネギは、根元を切って水分が蒸発しないようにポリ袋にいれ、冷蔵庫で、できれば立てて保存を。 |
栄養 | ビタミンB1、ビタミンC、植物繊維が豊富。ネギ特有の匂いや辛味成分のもとであるアリシンは白い部分に多く含まれている。 |
問い合わせ先 | 岐阜県農政部農産物流通課 TEL:058-272-8417, 8418 http://www.pref.gifu.lg.jp/soshiki/nosei/nosan-butsuryu/ |
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