名称 | シイラ |
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都道府県名 | 高知県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | シイラ科シイラ属 |
学名 | Coryphaena hippurus |
外国語名 | dolphinfish |
生産地 | 四万十町、香南市、室戸市など |
収獲地域情報 | 藻の塊や漂流物など、海面の浮遊物の陰に集まる習性を利用し、「シイラ漬け」と呼ばれる漬け木を海に浮かべておとりにし、集まってきたところを巻き網で捕獲する「シイラ漬け漁」が盛んに行われている。 |
別名 | マンビキ、マンリキ、クマビキ、マビキ、トウヒャクなど地方名が多数存在する。地方名のひとつマンビキは、”マン”は、“万”、“ビキ”は“匹”で、シイラがいればカツオが1万匹獲れるという意味ではないかといわれる。海から揚がったときに体の色がめまぐるしく変化することから、虹の魚ともいわれる。また、ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれる高級魚であり、ハワイの名物料理に欠かせない魚 |
由来 | 英名のドルフィンフィッシュは、イルカと同じように船に寄り添って泳ぐことから。 |
歴史背景 | カツオなどメジャーな魚の陰に隠れ、雑魚として扱われがちだったが、漁獲量の約90%がシイラという、全国有数の水揚げ量を誇る興津漁港の漁師たちが2008年、「興津漁港四万十マヒマヒ丸企業組合」を結成。加工品なども積極的に開発し、シイラのおいしさをアピールする活動を広げてきた。現在では、シイラのフライを挟んだ「シイラバーガー」やシイラでダシをとり、シイラフレークをトッピングした「しーらーめん」がご当地グルメとして人気を集めている。 |
時期 | 5月~11月 |
特徴 | 大きいものでは体長2m、体重40kgになる大型魚。銀色の身体に、青や緑のグラデーションがかかった上に、金色の斑点がある。オスは成長にともなって、額が隆起してくる。身が厚く、味わいは淡白。 |
下処理 | 鮮度が落ちやすいので、捕獲した時点で活け締めにして血抜きをしている。体表には毒(腸炎ビブリオ菌や表皮粘膜毒)を持つといわれているので、下ごしらえの後は、まな板等の洗浄に気をつけ、生食する場合は、おろすときと仕上げ用のまな板を変えるなど注意が必要。 |
料理名 | 煮つけ、塩焼き、フライ、ソテー(ムニエル)など |
加工品 | 塩マンビキ(塩を振って干したもの)。焼きたたき、餃子、ソーセージなど。 魚肉練り製品に使用される。 |
選び方 | 全体的にツヤがあり、光っているもの。目が澄んでいて、エラの赤い色が鮮やか。身体に厚みがあり引き締まっているもの。切り身は、淡いピンク入りのもの。 |
保存方法 | 劣化が早いので、入手したらすぐに料理を。保存はおろしたものを冷凍庫で。 |
栄養 | タンパク質が豊富で脂肪が少ない。 ビタミンB1、B2、EPA、DHA、カリウムなどを含む。 |
問い合わせ先 | 高知まるごとネット http://www.kochi-marugoto.com/kensanpin/ |
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