名称 | さつまいも |
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都道府県名 | 鹿児島県 |
区分 | いも及びでん粉類 |
分類 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
学名 | Ipomoea batatas L |
外国語名 | sweet potato |
生産地 | 南薩地区、曽於・肝属地区、熊毛地区 |
収穫地域情報 | かごしまブランド産地に指定されている南九州市知覧・頴娃のさつまいもは、健全なバイオ苗100%の利用で色も形も優れ、味も甘みがありホクホクしている。また、知覧町のさつまいもは、「知覧紅」の名称で、地域団体商標登録済み。 |
栽培情報 | 水はけの良い火山灰を含んだ土地がさつまいも栽培に適しているが、そのような土壌が鹿児島には広がっている。また、さつまいもは地上に実をつける作物ではないため、比較的風害にも強く、台風がしばしばやってくる鹿児島県においては、この風害に強いという点がほかの作物よりも有利だったため一大産地へと成長した。 |
別名 | 甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも、とういも)、琉球薯(りゅうきゅういも) |
由来 | 全国的には,「鹿児島(薩摩)からきたいも」という意味で「さつまいも」と呼ばれているが、県内では「琉球を通じて中国(唐)からきたいも」という意味で「からいも(唐芋)」と呼んでいる。 |
歴史背景 | 沖縄に伝わって、栽培されていた甘藷を、1700年前後に種子島島主・久基、そして薩摩山川の前田利右衛門が船乗りとして琉球を訪れた際に持ち帰り、薩摩藩で栽培されるようになった。1732年の享保の大飢饉により西日本が大凶作に見舞われ深刻な食料不足に陥った際、さつまいもの有用性を天下に知らしめることとなった。青木昆陽から、さつまいもの特徴などを記した「蕃藷考」の提出を受けた八代将軍・徳川吉宗は、さつまいもの栽培を関東に広めようと決意し、このころから鹿児島以外の地域での生産も始まったという。 |
時期 | 温暖な気候を活かした5月の「超早掘り」を皮切りに、ほぼ通年。(収穫後2カ月ほど貯蔵して水分を飛ばすと、甘さが増し、よりおいしくなる) |
特徴 | さつまいもの生産量日本一を誇る。 品種によって、味、食感、果皮や果肉の色なども様々。用途によって品種を使い分けることができ、様々な加工品にも利用されている。 |
下処理 | 水で洗い、表面の汚れをとる。 |
料理名 | がね(かき揚げ)、ふかし芋、焼き芋、大学芋など |
加工品 | 焼酎、洋菓子(スイートポテト、チップス等)、和菓子(きんつば等)、飴類、冷凍食品(焼き芋等)など |
保存方法 | 表面が湿るとカビがはえたり、腐ったりするので、よく乾かしてから、新聞紙に包み、ダンボールなどに余裕を持たせて詰めるとよい(よく乾いていないものを保存する場合は、新聞紙にくるまない)。また、風通しのよい冷暗所での保管が好ましい。 |
栄養 | 食物繊維が多く、加熱しても壊れにくいビタミンCや過剰な摂取塩分を体外に排出する働きを持つカリウムを多く含むなど、健康・美容食としても注目されている。 |
備考 | おもな品種と特徴(果肉の色/食感) 紅さつま(黄白色/ほくほく) 紅はるか(黄白色/ややしっとり) 安納紅(淡黄色/しっとり) 種子島ゴールド(紫/ややしっとり) 紅はやと(オレンジ/しっとり) コガネセンガン(黄白色/ほくほく) |
問い合わせ先 | 鹿児島県農政部農政課 食育・地産地消推進班 TEL:099-286-3093 |
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