名称 | 丹後とり貝 |
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都道府県名 | 京都府 |
区分 | 魚介類 |
分類 | ザルガイ科トリガイ属 |
学名 | Fulvia mutica |
生産地 | トリガイは陸奥湾から九州、朝鮮半島、中国沿岸の、内湾の泥質の海底に生息する。丹後とり貝は、京都府の舞鶴湾、栗田湾及び宮津湾、久美浜湾の海底に生息する。 |
収獲地域情報 | 舞鶴湾は、周囲を山に囲まれミネラル豊富な水が流れ出すためプランクトンなどの栄養が豊富。日本海の湾部は一年中穏やかな気候で住みやすいため、夏を超えてとり貝が大きく育つ。 |
由来 | とり貝の名は、むき身が鳥のクチバシに似ていることからという説がある。 |
歴史背景 | 丹後のとり貝は夏を超えて大きく生長するが、年により漁獲量の変動が大きいため、京都府立海洋センターでは大型のトリガイを安定して市場に提供できるよう、卵から成貝まで育てる養殖技術の研究・開発が進めてきた。2013年、センターが育てた稚貝を、センターから養殖技術を学んだ地元漁業者が海面の筏で約1年間育成するという種苗生産技術を完成させ、事業化に成功した。 |
時期 | 5月~8月 |
特徴 | 太平洋側では越夏することがむずかしいが、一年中穏やかな京都府北部の日本海で、丹後とり貝は、夏を超えて大きく生長する。年により漁獲量の変動が大きいため、京都府立海洋センターが確立した種苗生産技術で育てた稚貝を、地元漁業者が海面の筏で約1年間育成している。府内で育成されたもののうち、殻つきで100g以上のものを丹後とり貝と呼ぶ。やわらかく独特の甘みがある。 |
下処理 | 湯引きの仕方。貝をスライドさせるようにして開き、足を取り出す。内臓を取り除き、熱湯に入れて10秒間湯通しする。丸まった部分を包丁で整える。 |
料理名 | 刺身、寿司、酢味噌和え、佃煮、焼き物など |
選び方 | 身が厚く、紫黒色のつやのよいものが上玉とされる。斧足のおはぐろ色があせ、白くなっているものは鮮度が低下しているため避ける。 |
保存方法 | 冷蔵、または冷凍。 |
栄養 | タンパク質が主成分。グリコーゲンやタウリンを含む。ビタミンB1、B12、パテントン酸が豊富。 |
問い合わせ先 | 公益社団法人 京のふるさと産品協会 http://kyo-furusato.jp |
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