名称 | タイラギ(タチガイ) |
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都道府県名 | 香川県 |
区分 | 魚介類 |
外国語名 | pen shell、fan shell |
生産地 | 備讃瀬戸 |
収獲地域情報 | かつては有明海の名産品だったが激減。現在は、瀬戸内海がタイラギの全国有数の産地になっているが、やはり年々漁獲量が減り、希少価値がさらに高まっている。香川県では、ブランド化推進の重点産品として販売促進に力を入れている。 |
栽培情報 | 水深20mほどの海底で、潜水服を着用した漁師により行われる潜水漁。 |
別名 | 立ち貝(タチガイ)、ズベほか地方名多数あり。 |
由来 | 平らな貝のため、タイラガイとも呼ばれる。タイラギはタイラガイがなまったものといわれる。また、貝のとがっている方を海底に突き刺すように立っていることから「立ち貝」とも呼ばれる。 |
時期 | 貝柱が大きくなる12月から4月ころまでが漁期であり、旬でもある。 |
特徴 | おもに水深20m前後の海底に生息する三角形の大型の二枚貝で、殻の先端から伸びている黒いヒゲのような足糸を泥砂の小石などに付着させて立っている。色は、薄い黒もしくは濃いオリーブ色。産卵期は7~8月で、1年で10cm以上になり、6~7年かけて35cm前後まで成長する。帆立貝よりも身が締まり、旨味が濃厚、甘みも強く、歯ごたえがある。「貝柱の王様」と呼ばれ、高級食材とされている。 |
下処理 | 貝殻から貝柱とヒモ、小さいほうの貝柱、足をはずし、流水でさっと洗って水気を取る。 |
料理名 | 刺身(表面を炙るとさらに風味が増す)、天ぷら、フライ、塩焼き、バター焼きなど。ひもは、干物、佃煮 |
調理法 | 刺身にする場合は薄切りにするとよい。 |
加工品 | タイラギ貝のヒモの佃煮。「讃岐タイラギ弁当」はJR四国の人気駅弁1位に選ばれている。 |
選び方 | 貝柱が太っていて、光沢があり、透明感のあるもの。白っぽくなっているものは避ける。 |
保存方法 | 冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに。貝柱から外して下処理したものを冷凍で保存可。 |
栄養 | 脂肪分やコレステロールが少なく高タンパク質。旨味成分はグルタミン酸、イノシン酸、コハク酸、タウリン、ベタインと種類、量ともに豊富である。 |
備考 | 漁師が「ズベ」とよぶ貝殻の表面に鱗状突起がなく滑らかな“無鱗型”と「ケン」、「ガザ」とよぶ貝殻の表面に細かい鱗状突起のある“有鱗型”の2型がある。和名は、無鱗型を「タイラギ」、有鱗型を「リシケタイラギ」とするものと、無鱗型を「ズベタイラギ」、有鱗型を「タイラギ」とするものがあり、和名、学名ともまだ確定していない。また、これらの中間型の雑種も存在する。 |
問い合わせ先 | うどん県の県産品紹介ポータルサイト「LOVEさぬきさん」 http://www.kensanpin.org/products/ |
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