名称 | 堂上蜂屋柿 |
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都道府県名 | 岐阜県 |
区分 | 果実類 |
分類 | カキノキ科カキノキ属 |
学名 | Diospyros kaki Thunberg |
外国語名 | Kaki、Persimmon |
生産地 | 美濃加茂市蜂屋町 |
収穫地域情報 | 濃尾平野が飛騨、奥美濃の山並みと接する県南部に位置する美濃加茂市。冬の晴天率が高く、奥美濃で雪を降らせた後の乾風が吹き下ろすため、柿を干し上げるのに適した気候風土である。 |
由来 | 時の朝廷や幕府に献上してきたため、殿上人に献上するという意味の「堂上」を付け、他の蜂屋柿の干し柿と区別して呼ばれるようになった。蜂屋の名称は、この干し柿を献上された源頼朝が、「蜂の蜜のように甘い柿だから、村と柿の名を蜂屋と名付けよ」と言ったことから付いた。 |
歴史背景 | 平安時代から朝廷に干し柿が献上されてきた。源頼朝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など歴代の武将にも愛された。1904年、セントルイス万博に出品されて金牌を獲得するなど高い評価を得たが、大正時代から昭和初期には養蚕業に押されて衰退の危機に瀕する。1930年、村瀬俊雄が伝統ある柿作りの復活に情熱をかける。1977年には蜂屋柿振興会が設立され復活。2007年、スローフード協会から「味の箱舟」の認定を受ける。2010年には財団法人食品産業センターにより「本場の本物」地域食品ブランドとして認定を受けた。 |
時期 | 12月中旬から出荷される。 |
特徴 | 渋柿で干し柿専用品種。果肉が密で、種や水分が少ない。重さは最少で270g、最大級で400g以上と大きく四角い形状をしている。干し柿は糖度が50~65度とジャムやようかんと同じぐらい甘い。 |
製法 | 収穫した柿は、追熟、皮むき、かげ干し、天日干しと約40日の工程を経る。甘みを引き出すために、天候に合わせて向きを変える、1個ずつ手もみする、小さいワラの箒で表面を掃くなど、手作業で手間暇をかけて干し柿が出来上がる。 |
加工品 | 干し柿、フィナンシェ |
保存方法 | 干し柿は冷凍庫で保存できる。 |
栄養 | β-カテロン、クリプトキサンチンが多い。カリウム、食物繊維も豊富。 |
問い合わせ先 | 美濃加茂市堂上蜂屋柿ブランド構築事業実行委員会 事務局(美濃加茂市産業建設部産業振興課内) TEL:0574-25-2111(代) |
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