名称 | 香住ガニ |
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都道府県名 | 兵庫県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | クモガニ科ズワイガニ属ベニズワイガニ |
学名 | Chionoecetes japonicus |
外国語名 | red queen crab, beni-zuwai crab |
生産地 | 美方郡香美町香住区 |
収獲地域情報 | ベニズワイガニは近畿では唯一、香住漁港で水揚げされています。これまではほとんどが加工品に仕向けられていましたが、近年は特に品質の良いものを「香住ガニ」としてブランド化し、地元民宿などで提供されるようになっています。ズワイガニ(松葉ガニ)と比べて漁期が長いことも魅力の1つとなっています。 |
別名 | 紅ズワイガニ、ベニ,ベニガニ |
由来 | 水揚げされる漁港の名前由来 |
歴史背景 | ベニズワイガニ漁業が香住で行われるようになったのは、昭和40年頃になってから。他の漁業に比べると比較的新しい漁業です。ズワイガニに比べ深いところにすんでいるため鮮度落ちが早く、過去には加工品にしか向かないと言われていました。しかし近年は、鮮度保持の技術が進歩し、地元民宿で「香住ガニコース」が振る舞われるほどの人気ぶりです。 |
時期 | 9月1日~翌5月31日 |
特徴 | 茹でたベニズワイガニは甘味が強く、繊細な繊維がほろほろと崩れてとても美味。殻が柔らかいので身離れが良く、とても食べやすいのも特徴です。 |
製法 | 水深800~1,500mの深海に住むベニズワイガニは、餌を付けたカゴを沈めておびき寄せる「カニかご漁」で漁獲されます。香住は小さな漁船が多く、漁場が近いので殆どが日帰り操業です。だから鮮度が抜群。翌日にはセリにかけられ、多くはすぐにボイルされます。特に良質のものは水槽で活かされ、地元民宿などに販売されます。 |
下処理 | 多くが地元加工業者でボイルされています。きれいに脚をまとめてゴムなどで止め、海水と同じ程度の塩分濃度の水を鍋でたっぷり沸かし、甲羅を下にして15~20分程度。姿のまま販売されるものや、むき身(カニの身だけ)になって販売されるものも多くあります。 |
料理名 | 民宿などでは、刺身、カニすき、焼ガニで提供されます。 茹でガニやむき身を使っては、手巻き寿司の具やカニクリームコロッケ、カニマヨなど色々な料理で大活躍です。 |
加工品 | 茹でガニ、むき身、カニみそが定番です。 |
選び方 | 生や茹でガニを選ぶ時には、ハサミや足が揃い、持ってずっしりとした重みのあるものがお勧めです。また、お腹や関節の付け根が黒ずんでいないものを選びましょう。 |
保存方法 | 生は鮮度低下が早いので、できるだけ早く茹で上げましょう。茹でガニやむき身も冷蔵庫で保管して、数日でお召し上がり下さい。 |
栄養 | 高たんぱく、低脂肪、低カロリー。ビタミンE、B1、B2、ナイアシンなどのビタミンB群が豊富。また、カルシウム、鉄、亜鉛、銅などミネラルも豊富。タウリンも含まれる。 |
問い合わせ先 | 但馬漁業協同組合 香住本所 TEL:0796-36-1331 |
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