名称 | 常陸大黒 |
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都道府県名 | 茨城県 |
区分 | 豆類 |
分類 | マメ科インゲンマメ属 |
学名 | Phaseolus coccineus |
外国語名 | Runner bean(英)、Scarlet runner bean(英) |
生産地 | 常陸太田市、常陸大宮市、大子町、日立市、高萩市、北茨城市、城里町 |
収穫地域情報 | 主な栽培地域は北部沿岸部や北部山間部である。特に山間部である常陸太田市や常陸大宮市、大子町は県内では冬場の冷え込みが最も厳しいが(ときに-10度前後の冷え込みとなることもある)、夏は冷涼な気候となるため、暑さに弱く涼しい気候を好む常陸大黒にとっては絶好の気候風土。県北部中山間地域の特産物となっている。 |
栽培情報 | 茨城県の特産品として種子は専用の畑で採取し、純度を保ったまま生産者に届けられている。県内の指定地域のみの農家で栽培され、他県への流出を制限することでより高品質なものづくりが行われている。 |
歴史背景 | 平成5年に茨城県農業総合センターが県内の農家から集めた在来種のベニバナインゲン(花豆)を栽培したところ、黒一色のベニバナインゲンが発生した。詳しく調べた結果、ベニバナインゲンの中でも唯一の黒単色ものであることがわかり、かつ、日本一の大きさだった。その後、常陸太田市の里美地区の生産者が振興目的で導入、その生産が県北に徐々に広がっていった。平成14年に茨城県オリジナルのベニバナインゲンとして、品種登録された。 |
時期 | 10~11月 |
特徴 | 大粒の豆で、1粒約2グラムもある。普通のベニバナインゲンは白か紫のまだら模様だが、常陸大黒はベニバナインゲン唯一の黒一色品種。従来のベニバナインゲンにはない美しい光沢と深い黒色が特徴的。食感は栗のようにホクホクしている。デンプン質系の豆なので上品な味わい。 |
料理名 | 煮豆、赤飯、他に大福などの和菓子、エクレア、パイなどの洋菓子 |
調理法 | 水につけて2日間、そこから8時間煮る。 |
加工品 | 煮豆、どら焼き、ロールケーキ、甘納豆、羊羹、どら焼き、 |
選び方 | 表面の皮につやと光沢があって、深い黒色をしたもの。大きければ大きいほどよい。 |
保存方法 | 温度の高い場所や光を避け、冷蔵庫の野菜室へ。 |
栄養 | 黒大豆と比較すると100グラム中の成分で炭水化物は2倍以上であるのに対し、脂質は1/8以下。また、ポリフェノールの一種であるアントシアニン(常陸大黒独特のこの黒い色はアントシアニン色素によるもの)もその約3倍含んでいる。 |
問い合わせ先 | 茨城県農林水産部販売流通課 029-301-3966 |
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