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アピオス

アピオス

名称 アピオス
都道府県名 青森県
区分 豆類
分類 マメ科アピオス属
学名 Apios americana
外国語名 ポテトビーン(英)、インディアンポテト(英)、Groundnut(英)
生産地 主に七戸町周辺
収穫地域情報 八甲田山の東側に位置しており、やませが吹くことで気候は冷涼。そのため、寒さに強いアピオスだけでなく長いもやにんにくなどの土もの野菜の栽培に適した土壌となっている。
別名 アメリカホドイモ
歴史背景 もともとは北米原産のマメ科のつる性植物でアメリカインディアンの食べ物だった。明治初期に日本に伝わったとされる。青森で作られることになったきっかけは、輸入されたりんごの苗木に種子が付いてきたことで自生、繁殖し広まったと考えられている。七戸地区では帰化した状態で“ほどいも”と呼ばれ、古くから食されていたが、日本に古くから自生していた“ほどいも”とは別種にあたるため、区別するためにアピオスのことは“アメリカホドイモ”と呼んでいる。七戸地区では平成10年から本格的に栽培が始まった。“下北アピオス”という名前でブランド化されている。
時期 10~12月が収穫時期だが、掘り起こさなければ越冬できるので翌年3月ごろまで調整しながら行われる。
特徴 一見するといもだが、実はマメ科の植物。根茎は根が伸びている合間に数珠つなぎのようになっていて、20個ほどになることもある。この肥大した根茎が食用部分。形はくびれていてその大きさは大きいもので500円玉大、小さいものだとピーナッツほど。じゃがいも、さといも、さつまいもを合わせたような味で、栗や豆のような甘さがある。水分が少なくさわやかでほくほくと口当たりがよい。少しえぐみもある。
下処理 さっと水で洗う。基本的に皮付きのまま調理して、そのまま食べることができる。
料理名 たきこみご飯、かき揚げ、天ぷら、素焼き、素揚げ、焼きいも、汁物、煮物、カレー、シチュー
調理法 火の通り加減にムラができてしまうので、大きいものと小さいものは別々に調理するか、大きさを揃えて調理する。皮ごと蒸すか塩茹で、または油で揚げるだけで、お酒のつまみやおやつになる。煮る場合は鍋が真っ黒になるぐらいあくが出るので要注意。
加工品 冷凍アピオス、アピオス花茶
選び方 1個2個単位で買うものではないので、一つ一つ選べないが、なるべくまん丸くふっくらとなっているものを選ぶ。プクっとなっているものほどしっかりと栄養分が蓄えられている。また、火の通り加減や用途が大きさによって変わってくるので、料理の際のことを考えるとなるべく大きさがそろっているものを選んだほうが使いやすい。
保存方法 乾燥しすぎないように新聞紙などに包んで冷温で風通しの良い場所に置いておく。ビニールなどの袋に入れて冷蔵庫に入れておくと、より日持ちする。長期保存する場合は3~4分茹でるか蒸してから密閉の袋に入れて冷凍すること。
栄養 じゃがいもと比較すると約4倍の鉄分、約5倍の繊維、約6倍のタンパク質、約30倍ものカルシウムを含んでいる。また、ビタミンEやイソフラボンも豊富。
問い合わせ先 青森県農林水産部総合販売戦略課
017-722-1111

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