名称 | オコッペいも |
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都道府県名 | 青森県 |
区分 | いも及びでん粉類 |
分類 | ナス科ナス属 |
学名 | Solanum tuberoxumL. |
外国語名 | potato(英)、pomme de terre(仏) |
生産地 | 大間町奥戸地区 |
収穫地域情報 | 下北半島北部、本州最北端に位置する大間町は津軽海峡からのやませが吹くことによって、夏でも最高気温30度を越えることがほとんどなく、昼と夜の寒暖の差も激しい。アンデスのような冷涼な気候を好むじゃがいもの生育には適している。特に昼夜の温度差が大きいほど、養分の移行がスムーズになり、でんぷんを蓄えやすくなる。貯蔵する際にも糖化が進み、食味が良い品質のものが収穫できる。 |
由来 | 栽培地域の奥戸(おこっぺ)地区の地名から、ブランド化するにあたり、“オコッペいもっこ”の商品名がついた。 |
歴史背景 | 元は明治38年にアメリカから輸入された“バーモント・ゴールド・コイン”という品種(原種名)で男爵いもに近いタイプのいも。当時、白米が一俵5円30銭だったにもかかわらず、種芋がわずか6個で3円と大変高価だったことから“三円いも”とも呼ばれていた。県の奨励品種にもなったが、輪腐病の発生で一時は消滅の危機を迎える。たが、食味や多収性に優れていたことから、奥戸地区では自家用として作り続けてきていた。 |
時期 | 9~12月 |
特徴 | 皮の色は黄色。形は偏卵形の大きないもで、皮ごとふかすと皮がぶちんと弾ける。芯までほっこりホクホクしている食感は男爵いもと似ているが、口に入れるとサラサラとしている。淡白ながらもほんのりとした甘味とコクがある。煮えやすく茹であがるとほどよく粉を吹く。 |
下処理 | 流水で洗ったあと、包丁などで皮をむく。芽には有毒なソラニンがあるため、包丁で必ずしっかりとえぐり取ること。 |
料理名 | カレー、ポテトサラダ、肉じゃが、おでん、コロッケ、マッシュポテト、照り焼き、汁物、煮物、じゃがバター |
調理法 | 大きな鍋にたくさん入れて、煮る。塩で味をつけたシンプルな“塩煮”がおすすめ。 |
加工品 | ポテトサラダ、ポテトチップス、マッシュポテト、コロッケ |
選び方 | 皮の見た目は黄色で表面にシワがよっていないもの。傷がなく、大きさは中くらいでも、ふっくらとして手に持つと重みのあるもの。 |
保存方法 | 適温が3~5度なので、できるだけ涼しい場所、湿度の低い場所、風通しの良い場所を選ぶ。麻袋やかごに入れて吊るすほか、日光を避けるために一個ずつ新聞紙でくるむのもよい。 |
栄養 | 炭水化物が主成分。ビタミンC、カリウムなどを多く含んでいる。 |
問い合わせ先 | 青森県農林水産部総合販売戦略課 017-722-1111 |
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