名称 | 花みょうが |
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都道府県名 | 奈良県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ショウガ科ショウガ属 |
学名 | Zingiber mioga |
外国語名 | Miyoga(英) |
生産地 | 主に五條市、吉野郡下市町など |
収穫地域情報 | 吉野川流域が主産地で昼夜の寒暖差が激しく降水量に恵まれる標高200~600mの北西斜面の山すそに畑が点在している。 |
栽培情報 | 全国的にはハウス栽培が盛んな高知県の生産量が圧倒的だが、露地物に限れば奈良県産が全国1位のシェアを誇っている。 |
歴史背景 | 五條市では古くから栽培が行われているが、特に大和国町村史集には「明治六年、五條市大深のみょうが八十貫、明治十五年、同市樫辻では六十貫」との記述がみられる。また大正時代にはこの五條市大深の上岡国太郎がみょうが栽培の研究をはじめたとされたことから、みょうが栽培の元祖といわれている。 |
時期 | 出荷時期は二度あり、7月下旬~8月中旬の夏の時期と9月中旬~10月上旬の秋の時期に分かれている。 |
特徴 | ふっくらと大ぶりで表面はほんのりとしたピンク色。鮮やかな光沢が目を引く。食感はシャキシャキとしていて、硬めで形が崩れにくいため、漬け物や薬味に適している。秋にとれるみょうがは夏にとれるものと比較すると硬めで形が崩れにくい。 |
下処理 | 繊細で揮発性が高いみょうがの香りをいかに残すかがポイント。刻み置きをしたまま長時間置いておくと独特の清々しい風味がかなり落ちてしまうので、刻むときは使う寸前に刻んだほうが良い。また刻んだあとはアク抜きのため、さっと水にさらすこと。長時間さらしてしまうと香りが飛んでしまうので要注意。さっと湯通ししてから酢やビネガーに漬けると色鮮やかに赤みが増す。 |
料理名 | 薬味、漬け物など |
調理法 | ぬか漬け、酢漬けなどの漬け物のほか、他の夏野菜と一緒に和え物や酢の物、塩もみ、マリネやサラダなどにすると清々しい風味と歯触りを楽しめる。香りを楽しむのなら天ぷらや素揚げなどで焼きたて揚げたてを食べることが最も良い。薬味で使う場合は蕎麦やそうめん、冷や奴に使うとその香りが引き立つ。ソテーしたものは適度にほんのりとその風味が残るため、魚料理の付け合わせにも向いている。ただ、香り成分の揮発性が高いため、加熱しすぎると香りが薄れてしまうのでそれを考慮して調理することが重要。 |
選び方 | ふっくらとしていて、丸みのあるもの |
保存方法 | 乾燥を防ぐためにラップなどでピッタリと包んで冷蔵庫の野菜室へ。5日間くらいは持つが香りあっての野菜なのでなるべく早く消費すること。 |
栄養 | 約95%が水分で100gにして12kcalと低カロリーではあるが、ビタミンやミネラルの含有量はさほど多くない。その独特な香りはアルファピネンという精油成分によるものである。 |
問い合わせ先 | 奈良県農林水産振興課 http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2767 |
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