名称 | 大長なす |
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都道府県名 | 熊本県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ナス科ナス属 |
学名 | Solanum melongena |
外国語名 | Aubergine(仏)、Eggplant(英) |
生産地 | 植木町植木地区 |
収穫地域情報 | 植木地区はすいかの産地としても知られている。阿蘇外輪山を遠くに見渡せるこの地は阿蘇を源とするミネラルたっぷりの豊かな地下水に恵まれており、良質の大長なすを作ることが出来る。 |
栽培情報 | 通常のなすは蝶や蜂を媒介として受粉するが、この大長なすは一輪ずつ手作業で受粉を手伝う必要がある。栽培が難しいため、植木地区の限られた地域だけで生産されている。 |
別名 | 黒紫大長なす |
由来 | その長さが60~70cmと日本一であることから。 |
歴史背景 | 昭和50年代ごろからすいかの後作として栽培され始めた。すいかを収穫したあと、同じビニールハウスに2~3月ごろに苗を苗床から本格的に畑に植える。3月~12月まで収穫を行う作付け法が定着している。くまもとふるさと野菜のうち、特産野菜として認定された。 |
時期 | 3月~12月 |
特徴 | 気温が低いほど長く成長する。通常のなすと比べるとその全長は60~70cmとかなり長く日本一を誇る。その見た目は艶やかな紫色で形は緩やかなカーブを描いている。果皮はややかたいものの果肉はジューシーでふっくらと柔らかい。また、えぐみがほとんどないのでアク抜きの必要がなく、ほのかにリンゴのような甘さと爽やかさがあるため、生のままでも美味しく食べられる。果形が筒状なため、どこを切っても同じ大きさになり、使いやすい。 |
下処理 | 切ると色が変わってしまうので、切ったらすぐに水にさらすこと。 |
料理名 | 天ぷら、味噌炒め、焼きなす、野菜炒め、麻婆なす、揚げ出し、グラタン、煮物全般 |
調理法 | 油との相性が抜群。油を吸いすぎないのでヘルシーである。 |
選び方 | 果皮の色が濃く、表面に張りと艶があるもの。水分が多い野菜なので、手にしたときにずっしりと重みを感じるもの。ヘタの切り口が新しく、ガクの部分のとげが鋭く尖っているもの。 |
保存方法 | 風に当たると早くしなびてしまう。水分が逃げないように1個ずつ袋かラップに包んで、冷暗所へ。冷蔵庫に入れる場合は野菜室へ。ただし、夏野菜なので低温障害を起こし、早く傷みやすい。 |
栄養 | 主成分の90%以上が水分だが、食物繊維の含有量は比較的多い。ほかにポリフェノールの一種ナスニンなど。 |
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