名称 | 宮崎イセエビ |
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都道府県名 | 宮崎県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | イセエビ科イセエビ属 |
学名 | Pannlirus japonicus |
外国語名 | Japanese spiny lobster |
生産地 | 延岡市、日向市、宮崎市、日南市、串間市など |
収獲地域情報 | イセエビは浅い海の岩場などに生息し、眩しい光が苦手である。そのため、昼間は岩陰や穴の中に隠れ、夜になるとエサを探して活動するという習性がある。 |
栽培情報 | 母親となる抱卵エビが夏場に産卵を迎えるということもあり、県内ではその漁獲を防止し、4~8月まで禁漁期間を設け、資源を守っている。そのイセエビ漁が解禁されるのは9月から。漁獲の際は“磯建網(いそたてあみ)”という漁具を使い、10時間ほど網を置いて、そこに絡まったイセエビを引き上げている。 |
時期 | 9~12月 |
特徴 | イセエビはその外見が腰を曲げたひげの長い老人に見えることから、長寿のシンボルとして知られている。全身はトゲだらけの殻に覆われており、肉食。貝やウニを殻ごと噛み砕いて食べるほど強靭な力を持つ甲殻類である。体長は平均で20~30センチほどであるが、中には40センチを超える大型のものも。赤褐色の硬い殻を持ち、触角は長く棒状で硬い。姿の良さが珍重されるため、身質よりも大きさや姿形、色などで値がつけられている。 |
下処理 | イセエビは鮮度が重要なため、生きた状態から調理する必要がある。生きた状態のイセエビはパチパチと動くため、包丁を入れるのは困難なので、少しでも弱らせて動きを鈍らせておくと掴みやすくなる。それには真水にしばらくの間漬けておけば静かになる(水に浸けるときに暴れることが多いので要注意)。 |
料理名 | 刺身、姿づくり、焼き物、煮物、フライ、天ぷら、ゆでエビ、しゃぶしゃぶ、パエリア、グラタン、パスタ、鍋、味噌汁など。 |
調理法 | 刺身(甘味があって、ほどよい食感が楽しめる)、蒸し、焼きなど様々な調理法で食されているが、地元ではまず胴の部分を刺身で(プリプリの食感が楽しめる)、残った頭の部分や殻で出汁を取って味噌汁にするのが一般的である。殻からは極上の出汁が取れるので、カレーやパスタソース、ビスク(甲殻類を使ったクリームベースのスープ)など様々な使い道があるので、殻の部分は捨てずに取っておいたほうがよい。 |
選び方 | 原則的に生きているもので手にしたときに重いもの。もし冷凍品を選ぶのであれば生の状態のものを冷凍したものを選ぶこと。 |
保存方法 | その日のうちに消費するのが望ましいが、無理な場合はまず、よく水洗いしてから水分をしっかりと切る。次に密閉容器に十分に冷やしておいた氷水を入れ、その中にイセエビを入れて冷蔵庫へ(ただし、本当に新鮮なイセエビに限る)。 |
栄養 | 高タンパクで低カロリー、低コレステロールな食材である。カルシウムやビタミンE、銅、コラーゲンが豊富なほか、アスタキサンチンやタウリン、アルギニン、IPA(EPA)、DHAなどを含んでいる。また外殻にはキチン、キトサンといった不溶性の食物繊維が含まれている。 |
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