名称 | イイダコ |
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都道府県名 | 香川県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | マダコ科マダコ属 |
学名 | Octopus ocellatus |
外国語名 | Ocellated octopus, Poulp |
生産地 | 主に備讃瀬戸など。 |
収獲地域情報 | イイダコは水深20センチくらいまでの砂地に生息している。また、内湾的な環境を好むため、特に県内では備讃瀬戸海域(水深は10~30メートルの所が多く、最深部は小瀬居島の北にあたる約100メートル部分)はイイダコの特産地となっている。 |
栽培情報 | 県内では秋から初春にかけてイイダコ漁が行われるほか、レジャーとしてのイイダコ釣りも盛んである。 |
由来 | 産卵時期前になるとメスの胴部分(頭に見えるところ)に長円形の卵がいっぱいに詰まり(一匹のメスで200~600粒くらいの卵を持っている)、それが米粒のように見えることから“イイ(飯)ダコ”と呼ばれるようになった。 |
時期 | 漁獲時期は9月から翌年4月ごろまでだが、中でも旬の時期は飯(イイ)の入る時期である1~3月。 |
特徴 | 体長は5~20センチ(大きなものでも全長は30センチ前後)とタコの中でも小型のタコである。腕の付け根に2個、目と目の間に1個の金色の紋があるのが外見的な特徴。イイ(=卵)持ちのメスは独特の味わいがあるが、イイ持ちではなくても身肉には旨味がある。 |
下処理 | 胴(=頭の中)の部分をめくり、スミのみを取り除く(この際、取りにくいのでスミを袋から押し出すようにしてもいい)。次に卵、肝膵臓、鰓などを胴に戻したら、まず手で揉み、ヌメリが出てきたら、塩でまた揉む。粘液を何度も洗い流したら、水をよく切っておくこと。 |
料理名 | 刺身、煮物、煮付け、天ぷら、カルパッチョ、おでんの具、いもたこ、酢味噌和えなど。 |
調理法 | 刺身や天ぷら、カルパッチョなど様々な料理で楽しめる食材ではあるが、中でもイイダコは小さいので、頭から丸かじりすることができるのが醍醐味。また、煮付けにすれば、もちっとした独特の味わいを楽しめる。イイがなくても、ゆでて酢醤油や、ねぎやわけぎとの酢味噌和えにしたりもできる。さらに身肉からは良い出汁が出るため、県内ではイイダコ丸ごと一匹をそのまま煮込んだ“イイダコおでん”が好んで食べられている。 |
選び方 | 目が澄んでいて輪紋がくっきりとしているもの。表皮の茶色が強いもの。白っぽくないもの。たたいてタコの色が変色するのが活きのよい証拠である。 |
保存方法 | 塩揉みしてヌメリを取ったら、ボイルしてジッパー付きのポリ袋などに入れて冷凍保存する。 |
栄養 | ビタミンB12、ビタミンE、銅、亜鉛などを多く含む。 |
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