「おいしい」のコツ
「おいしい」のコツ
火が入り過ぎて固くなってしまったという失敗談をよく耳にします。
それは、茶碗蒸しの“茶碗”というイメージに
捕われ過ぎているのではないかと思います。
深い器を使うと、真ん中に火が入るまでに時間がかかります。
できるだけ均等に火が入り、場所による時間差を少なくするには、
熱を受ける面積が広くなるよう浅くて口の広い器を使えばよいのです。
料理は、難しくすればおいしくできるというものでもありません。
苦手なことをどう解決するかを考え、工夫することもおいしさの秘訣です。
「おいしい」のコツ
火が入り過ぎて固くなってしまったという失敗談をよく耳にします。
それは、茶碗蒸しの“茶碗”というイメージに
捕われ過ぎているのではないかと思います。
深い器を使うと、真ん中に火が入るまでに時間がかかります。
できるだけ均等に火が入り、場所による時間差を少なくするには、
熱を受ける面積が広くなるよう浅くて口の広い器を使えばよいのです。
料理は、難しくすればおいしくできるというものでもありません。
苦手なことをどう解決するかを考え、工夫することもおいしさの秘訣です。
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卵1個に出汁150ccを加えて、卵液を作る 卵を多くすれば確実に固めることはできますが、食感が固くなります。出汁の量が多い方がとろっとした仕上がりに。 |
卵を多くすれば確実に固めることはできますが、食感が固くなります。出汁の量が多い方がとろっとした仕上がりに。
また、漉すことで、ムラがなくなり滑らかな口当たりになります。
具は何でもお好みのものでよいのですが、素材によって火の入り方が違います。それぞれの火の通り時間が同じくらいになるように、素材によって厚さ、大きさなど包丁の入れ方に気を配ってください。
また、臭みがある素材の場合は、ちょっと醤油に浸す、火が入りにくいものは下茹でしておくなど、丁寧な下ごしらえも大切。ひと手間が必ずおいしさに繋がります。
具は何でもお好みのものでよいのですが、素材によって火の入り方が違います。それぞれの火の通り時間が同じくらいになるように、素材によって厚さ、大きさなど包丁の入れ方に気を配ってください。
また、臭みがある素材の場合は、ちょっと醤油に浸す、火が入りにくいものは下茹でしておくなど、丁寧な下ごしらえも大切。ひと手間が必ずおいしさに繋がります。
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浅くて口の広い器を使う 今回の一番重要なポイントです。家庭の火力では蒸気の力に限度があります。いわゆる茶碗蒸し用の器では、真ん中まで熱が入るには時間がかかり、全体が固まるまで火を入れていると、外側が固くなっておいしさを損ねてしまうというわけです。 |
今回の一番重要なポイントです。家庭の火力では蒸気の力に限度があります。いわゆる茶碗蒸し用の器では、真ん中まで熱が入るには時間がかかり、全体が固まるまで火を入れていると、外側が固くなっておいしさを損ねてしまうというわけです。
底が浅くて口が広い器なら、熱を受ける面積が増える分、素早く火が入り、通常の半分程度の時間で失敗なく蒸し上げることができるのです。
失敗しない茶碗蒸しの作り方![]() |
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蒸気が出たら6~10分蒸す まずは器の蓋はせず、蒸し器の蓋の裏側に溜まる蒸気が茶碗蒸しの中に落ちないよう、布巾を蓋に挟みます。あるいは、布巾やキッチンペーパーを挟んだ簀をのせるなどします。 |
まずは器の蓋はせず、蒸し器の蓋の裏側に溜まる蒸気が茶碗蒸しの中に落ちないよう、布巾を蓋に挟みます。あるいは、布巾やキッチンペーパーを挟んだ簀をのせるなどします。
蒸し上がりを確かめるには、竹串で中央を刺してみましょう。澄んだ汁が出てきたら中まで火が通っている証拠です。最後に柚子や三つ葉などをのせ、出汁に片栗を溶いて味を付けたあんをかけてもよいでしょう。蓋をして熱々のまま食卓へ運んでください。
パーティーなどの時には底の浅い大皿で、具沢山で作ると晴れやかな一品になります。
おいしいしい茶碗蒸しの作り方以上の4つのコツをしっかり押さえたら、今度は映像で、おいしい茶碗蒸しの作り方を見てみましょう! ![]() |