魚介類
タラコ
外国語名 | tarako, salted pollack roe (英) |
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別名 | もみじ子 |
由来 | スケトウダラ(スケソウダラ)の卵巣、タラの子であるところからタラコとよばれる。 |
歴史背景 | 明治末に北海道でスケトウダラ漁が発展し、それに伴って卵の加工が始まったとされている。 |
国内分布 | 北海道、宮城、福岡 |
特徴 | スケトウダラ卵巣の塩蔵品。赤く着色したもの(紅葉子)と桃色をした無着色のものがある。福岡をはじめとする九州北部ではタラコのことを明太子とよぶところもある。近年、日本近海での漁獲量の減少から、ロシアやアメリカでとれたスケトウダラの卵巣を冷凍で輸入し、加工しているところも多い。 |
料理名 | お茶漬け、おむすびの具材、タラコスパゲティ |
調理法 | 生食、焼く |
選び方 | 皮が薄くて表面がツブツブしているのが(真子)とよばれ最もよい状態のものである。皮が厚めで表面がつるっとしているのは産卵前の卵(ガム子)、中がすいているのは産卵が始まって卵が外に出てスカスカな卵(水子)とよばれ味が落ちる。 |
保存方法 | 冷蔵保存。冷凍すると長期保存も可能。 |
栄養 | タンパク質、ナイアシンやビタミンB群が多い。塩蔵品であるため塩分が高い。また、コレステロールも多く含まれる。 |
製造方法 | スケトウダラから卵巣を取り出し、塩漬けにする。このとき、着色剤や発色剤(亜硝酸ナトリウム)を加えたものは、きれいな赤味のあるものとなる。アミノ酸や酸化防止剤(ビタミンC、ソルビン酸)を加えることもある。 |
原材料名 | スケトウダラ卵巣、食塩 |