魚介類
ホッキガイ/ウバガイ
分類 | バカガイ科ウバガイ属 |
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原産地 | 日本海北部と茨城県以北の太平洋側、シベリア沿岸、オホーツク海沿岸に分布 |
学名 | Pseudocardium sachalinense (Schrenck) |
外国語名 | Japanese surf clam, Sakhalin surf clum |
由来 | 北海道や東北など北に寄ったところで取れる貝から北寄貝とする説やアイヌ語に由来するという説などがある。標準和名は「ウバガイ」で、薄汚れて見えるところから姥と言われる。 |
時期 | 通年あるが冬から春にかけて風味が増す。 |
国内分布 | 北海道、青森など |
特徴 | 標準和名は「ウバガイ」であるが、水産物では「ホッキガイ」とよぶのが一般的。二枚貝で10cm程度にまで成長する。生のむき身は白地で三分の一程度が黒いが、湯通しするとこの黒い部分が赤味をおびて赤紫に変化する。 |
料理名 | 刺身、ゆで物、和え物、焼き物、炊き込みご飯、煮物、かき揚げ、カレーなど |
調理法 | 生でも刺身となるが、湯通しすると身が赤紫となり、うま味や甘味が増し、これを刺身とする。 |
選び方 | 殻付きのものは触れるとすぐ閉じるもの、生のむき身はふっくらとして身が締まっているもの、湯通ししたむき身は赤味が鮮やかで濃いめのものが新鮮である。 |
保存方法 | 殻付きは海水とともに冷蔵。むき身は冷蔵または冷凍。 |
栄養 | タンパク質が主成分。脂肪が少なくカロリーは低い。鉄、ビタミンB2、B12が多い。タウリンやベタインが含まれる。 |
備考 | 冷凍品はカナダからの輸入が多く、アメリカウバガイ(Spisula solidissima)と言う近縁種。ウバガイよりも身の赤みが強い。 |