魚介類
サクラエビ/桜海老
分類 | サクラエビ科サクラエビ属 |
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原産地 | 駿河湾、東京湾、相模湾、台湾東方沖に分布 |
学名 | Sergia lucens (Hansen, 1922) |
外国語名 | sakura shrimp, spotted shrimp (英) |
別名 | ヒカリエビ、シンエビ、ヒネエビ |
由来 | からだは透明であるが、甲殻に多くの赤い色素胞を持ち、桜の花びらのようなピンク色(桜色)に見えることから名付けられた。 |
歴史背景 | 明治期になって偶然見つかったもので、利用の歴史は比較的新しい。 |
伝来 | 明治27年に駿河湾の由比の漁師がアジ漁の網に浮き樽を結ぶのを忘れてしまい、網が海深く沈んでしまった際、偶然に大量の小エビが網にぎっしり入り、発見されたと言われている。 |
時期 | 春と秋が漁期、加工品や冷凍物は通年ある。 |
国内分布 | 静岡(駿河湾) |
特徴 | 体長3~4cm程度の小エビ。深海に生息するが、夜間に上層へ浮上してきたところを漁獲する。全体に透明感のある桜色をしている。 |
下処理 | 生鮮品は水を張ったボウルに入れてよく混ぜ、長いひげ(触角)を取り除く。 |
料理名 | 刺身、かき揚げ、釜揚げ、サラダ、酢の物、パスタ、沖上がり鍋(サクラエビのすき焼き) など |
調理法 | そのまま食べる、ゆでる、煮る、揚げる |
加工品 | 釜揚げ、乾物(素干し、煮干し) |
選び方 | 生鮮品は赤いもので、黒くなっていない触って硬いものが良い。乾燥品は、色つやが良く、赤色が退色していないものを選ぶ。 |
保存方法 | 生鮮品、釜揚げは冷蔵または冷凍。乾燥品はポリ袋などに入れ、湿気、直射日光を避けて保存する。 |
栄養 | タンパク質、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンが豊富。ビタミンB群も比較的多い。 |
製造方法 | そのまま干したものを「素干し桜エビ」、水洗いし、食塩水で煮て、放冷したものを「釜揚げ桜エビ」、乾燥機か天日で乾燥させたものを「煮干し桜エビ」とよぶ。 |
原材料名 | サクラエビ |
備考 | オキエビ科のシラエビを食紅で色づけて乾燥させたものも代用品として売られている。 |