魚介類
ホヤ/マボヤ
分類 | マボヤ科マボヤ属 |
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原産地 | 全国に生息 |
学名 | Halocynthia roretzi (von Drasche) |
外国語名 | common sea squirt |
由来 | 炎のように赤い色をしているから「火焼け(ホヤ)」に由来する説や岩に付着し動かない姿が、ヤドリギが根を張る姿に似ていることから、ヤドリギの古名の「ほや(寄生)」に由来する説がある。 |
歴史背景 | 三陸地方などで細々と食べられていた。宮城県では1920年代に養殖が始まり、岩手県などに広まった。20世紀の終わりから全国的に流通するようになり、最近では加工品をはじめ、徐々に認知度が高まってきた。 |
伝来 | 三陸地方で古くから食用とされていた。 |
時期 | 5月~8月 |
国内分布 | 青森、岩手、宮城など |
特徴 | 食用にされるホヤのほとんどはマボヤ。色は鮮橙赤色で、被嚢とよばれる丈夫な皮をむき、筋肉や内臓を食用にする。その形から「海のパイナップル」ともよばれる。特有な香りがあり好き嫌いがはっきりするが、慣れるとやみつきになるといわれる。活けと皮をむいて海水と袋に詰めたものが市販されている。東北地方の太平洋側で養殖されている。 |
下処理 | 根の部分と先端の突起を落とし、なかの海水をボウルに取る。皮を剥き、黒い部分やワタを取り出して捨て、薄切りにする。入っていた塩水に浸けながら食べるとおいしい。 |
料理名 | 刺身、酢の物、塩辛、吸い物、ゆで物など |
加工品 | 干物、塩辛、燻製、冷凍品など |
選び方 | 外皮の硬いものが新鮮。やわらかくなっているものや体内の水がにごっているものは、古くなっているので避ける。 |
保存方法 | 死ぬとアンモニア臭が強くなるので、できるだけその日のうちに食べ切る。 |
栄養 | 主成分はタンパク質。カリウム、リン、鉄、亜鉛、ビタミンB12、Eなどを含む。 |