肉加工品
ウィンナーソーセージ
原産地 | ヨーロッパ |
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外国語名 | sausages (英)、saucisse (仏) |
由来 | ソーはラテン語の「塩(SAL)」に由来し、「SALSUS」(肉を塩漬けしたもの)が語源といわれる。豚肉の臭い消しに使われるセージが語源とする説もある。ウィンナーソーセージは、フランクフルトのソーセージ職人が、ウィーンで作ったのが始まると言われている。作り方もフランクフルトソーセージと同じ。燻製にしてからゆでて仕上げる。 |
歴史背景 | 食用色素を用いて表面を赤くしたウィンナーソーセージがあり、たこさんウィンナーにしてお弁当に用いられている。この赤いウィンナーは日本独特のもので、昭和の半ばに良質素材を用いてソーセージを作ることができなかったため、その発色の悪さを隠すために考え出されたものと言われている。 |
伝来 | 江戸時代に長崎のオランダ人から伝わったと言われ、1872年、長崎市大浦の片岡伊右衛門がアメリカ人から指導を受けて試作。1874年に神奈川県戸塚の川上村で、イギリス人のウィリアム・カーチスが製造をはじめた。第1次大戦後に、ドイツ人捕虜がソーセージ作りのマイスター(親方)になり、後に日本に定住して東京銀座にソーセージの店を出した。また、第2次大戦後、香ばしく食べやすいと人気が出て広まった。 |
特徴 | 本来は豚肉や牛肉を塩漬けにし、香辛料を加えて練り合わせ腸詰め後、燻煙、ボイルしたもの。日本では牛豚以外に馬肉や羊肉が使用されているものもある。JAS規格では肉の種類、燻煙は関係なく、羊腸に詰めたもの、もしくは製品の太さが20mm未満のものをウインナーソーセージとしている。粗挽きや細挽きなどなど様々なタイプがある。また、材料として豚および牛ひき肉のみを用いたものは「特級」、豚および牛ひき肉に結着材料を加えたものは「上級」、畜肉のひき肉に結着材料を加えたものを「標準」と分類されている。 |
料理名 | ボイルソーセージ、ソーセージとキャベツの煮込み、ソーセージと野菜のトマトシチュー、ソーセージと野菜のミートソース焼き、ソーセージの網焼き、ソーセージのソテー、ソーセージのマリネ、ソーセージときゅうりの甘酢炒め |
調理法 | 薫煙加熱したものはゆでてマスタードで食べたり、焼いたり炒めたり、煮込んだりするとおいしい。サラダ、サンドイッチなどにも利用できる。 |
保存方法 | 水分が多く長期保存には向かない。長くても冷蔵庫で1~2日 |
栄養 | 脂質が多く、エネルギーが高い。ビタミンB1、B2が含まれる。 |
備考 | 最近ではケーシングを取り除いたスキンレスタイプも増えてきている。 |