穀類
キヌア
分類 | ヒユ科アカザ属 |
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原産地 | コロンビアからボリビアのアンデス山脈とされる。 |
学名 | Chenopodium quinoa |
外国語名 | quinoa (英)、Quínua (西) |
別名 | キノア (Quinoa) |
由来 | ケチュア語のkinwa(kinuwa)やスペイン語のquinuaからとされる。 |
歴史背景 | 5千年から7千年前から利用され、3、4千年前には栽培が始まっていたと考えられる。インカ文明では貴重な作物であった。栄養価が高く、健康食品としても関心がもたれている。 |
伝来 | 1980年代に雑穀米利用や水田転作用雑穀として輸入されたといわれる。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | ペルー、ボリビア、エクアドルが主。国内では北海道。 |
特徴 | 南米では古くから栽培されていた雑穀の一種。穂は品種により赤、黄、紫、白など様々な色がある。直径2mm程度の種子を脱穀して用いる。種子は平たく白っぽい円形である。表面にサポニンを多く含み苦味が強いため、水を替えながらよく洗って除去する。また、洗浄してサポニンを除去したものも市販されている。 |
料理名 | スープ、リゾット、サラダのトッピング、フライの衣、パンケーキやクッキーの生地、白米に混ぜるなど。 |
加工品 | 味噌、醤油(小麦粉、大豆などのアレルギー対応食品) |
保存方法 | 密封容器に入れ直射日光を避けて保存する。長期保存する場合は冷蔵。ゆでたり、炊いたりの加熱した物を冷凍しても良い。 |
栄養 | 炭水化物が主成分であるが、タンパク質や脂質も多く含み栄養価は高い。食物繊維、マグネシウム、鉄、亜鉛、ビタミンB群や葉酸を多く含む。サポニンを多く含むが、苦味が強いので水にさらして除去する。 |