卵類
ウズラタマゴ
分類 | キジ科ウズラ属 |
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原産地 | 日本 |
学名 | Coturnix japonica(ウズラの学名) |
外国語名 | Japanese quail's eggs (英) |
由来 | 旧仮名遣いでは「うづら」。奈良時代からこの表記がある。これは、ずんぐりした体で草むらにうずくまっていることから「埋有(うづみある)」や「ウズクマル」の語から転化したという説がある。 |
歴史背景 | 野生のウズラを飼うようになったのは江戸時代であるが、鳴き声を楽しむためであった。家禽として飼育し、卵を食べるようになったのは明治中期からであるが、第二次大戦後、絶滅寸前まで激減したが、その後農家の努力で回復し現在まで続いている。 |
伝来 | 日本に野生で生息していた |
時期 | 通年 |
国内分布 | 愛知県、千葉、静岡など。愛知県の東三河(豊橋)や知多(常滑)地域での生産がとくに多い。 |
特徴 | 1個10g程度と小さい。表面の褐色のまだら模様が特徴。この模様は、卵殻の生成過程で個体ごとに決まった模様がつく。このため同一個体が産む卵はほとんど同じ模様だといわれる。 |
下処理 | ふつうに殻(から)を割ると内側の膜が強いため、きれいに割れず中身がうまく出ない。生食の場合は、とがった側の先を料理ハサミで切るとうまく取り出せる。 |
料理名 | 薬味(ザルソバ)、串揚げ、八宝菜、弁当の飾りなど |
調理法 | 生食、ゆでる、揚げる |
加工品 | 水煮(缶詰、袋詰) |
選び方 | 鶏卵に比べて商品の回転が少ないので、購入時には採卵日や賞味期限の表示の新しいものを選ぶようにする。表面が白っぽい殻の卵は産卵を経験が少ない個体のものであるが、味は変わらない。 |
保存方法 | 冷蔵庫で2~3週間。時間とともに水分が減るので生食するなら早めに食べる方がよい。 |
栄養 | 主成分はタンパク質と脂質。1個が10g前後と小さいため摂取量は少ないが、同重量で見ると鶏卵よりもビタミンA、B1、B2が多い。 |