e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

乳類

ヨーグルト(プレーンヨーグルト)

ヨーグルト(プレーンヨーグルト)

この食材のレシピ

原産地 ブルガリア周辺
外国語名 yogurt, yoghourt (英)、yoghoourt (仏)、joghurt (独)
由来 トルコ語でヨーグルトを意味する「ヨウルト」に由来する。ヨウルトとは「攪拌すること」を意味する動詞の派生語で、製造法を反映している。
歴史背景 紀元前、ヤギ等の家畜の皮の袋に生乳を入れて持ち歩いていると、生乳が自然に発酵したのがヨーグルトの始まりとされ、その後、ヨーロッパからシルクロードを経て中国等に広まった。
伝来 仏教とともに伝わり、「酪」とよばれたが、寺院以外では広まらなかった。明治中期1894年に「凝乳」として売り出された。大正時代になってヨーグルトとよばれるようになった。工業生産は1950年に始まった。
国内分布 北海道、全国各地
特徴 生乳を原料とする乳酸菌による発酵食品。特殊な風味を有する。生きた乳酸菌を含むため、整腸作用の機能があると言われている。プレーンヨーグルトは全脂無糖で、糖は加えられていない。通常は糊状となるが、ゼラチンや寒天を加えて固めたハードタイプや軟らかいソフトタイプもある。
料理名 ヨーグルトソース
調理法 そのまま食べるか、料理の副材料として使用する。
選び方 賞味期限を確認する。温度管理がされているものを選ぶ。
保存方法 冷蔵(10℃以下)保存。
栄養 タンパク質、ビタミンA、B1、B2、カルシウムが含まれる。乳酸菌の作用により、乳中の乳糖が分解されているため、おなかを壊しにくい。加糖したものはカロリーが高くなる。
製造方法 原料乳、糖類、寒天や香料を混合後殺菌し、均質化したものに純粋培養した乳酸菌を加え所定の容器に充填し40~45℃で発酵させる。乳酸菌は、ストレプトコッカス属とラクトバチラス属を混合したものを用いることが多い。
原材料名 原料乳(牛乳、脱脂乳、脂肪、粉乳)