し好
飲料類
ラム
原産地 | 西インド諸島 |
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外国語名 | rum (英)、 rhum (仏)、ron (西) |
由来 | 諸説あるが、イギリスの植民地バルバドス島に関する古い文献に1651年にスピリッツが初めて作られ、興奮、騒動を意味するラムバリオン(Rumbullion)とよんでいたのがRumのはじまりとする説が有力である。 |
歴史背景 | 17世紀頃には存在していたと考えられ、西インド諸島で砂糖産業が発達すると糖蜜を船でニューイングランド(アメリカ)に運び、ラムを作り、これをアフリカに運んで奴隷の代金とし、黒人奴隷は西インド諸島でサトウキビ栽培の労働力とするという三角貿易に利用されたという。 |
特徴 | 酒税法ではスピリッツに分類される蒸留酒。サトウキビの搾り汁や廃糖蜜(モラセスともいい、砂糖を精製する際にとれる副産物)に含まれるショ糖を発酵させて酒にし、これを蒸留、熟成させて作る。熟成にはオークの木樽を使うことが多い。最もポピュラーなインダストリアル・ラムは廃糖蜜のみを原料として造られている。ストレートで飲用するほか、カクテルのベースや焼き菓子などの風味付け、レーズンを漬け込んで「ラムレーズン」を作るのにも用いられる。 |
保存方法 | アルコール濃度が高いので、常温で保存できるが、品質低下を招く、直射日光や高温多湿を避ける。 |
栄養 | 主成分はアルコールと水。アルコール度数は40%程度。 |
備考 | 「ウオッカ」、「ジン」、「ラム」、「テキーラ」の4種を世界四大スピリッツとよぶこともある。 |