し好
飲料類
甘酒
外国語名 | amazake, fermented sweet rice drink (英) |
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別名 | あまがゆ(甘粥)、一夜酒、醴(れい)、醴酒(こさけ) |
由来 | 日本酒を造る酒蔵が日本酒と同じ工程(酵母は加えない)で夏場に作っていたため、また、甘い味であるため、甘い酒から「甘酒」となったとする説がある。 |
歴史背景 | 古くは一夜酒とよばれ、夏に飲む飲み物であった。このため俳句では夏の季語とされている。また、正月に参詣客に甘酒をふるまったり、販売したりする社寺がある。現在は缶やビン、パウチに入れたものの他、粉末やフリーズドライのものも販売されている。 |
伝来 | 日本書紀に「あまのたむさけ(天甜酒)」の記述があり、甘酒の起源と考えられている。 |
特徴 | 粥か飯と水に米こうじを加えて60℃程度に数時間から一夜放置し、米デンプンを麹で糖化させた甘い飲み物。酒と言うがアルコールはほとんど含まない。また、日本酒の搾りかすである酒粕を湯に溶かし砂糖を加えたものもある。こちらは少しアルコールを含む。 |
保存方法 | 開封していない瓶詰や缶詰は表示どおり。自家製のものは冷蔵で1週間、冷凍で1月程度。火入れした酒粕で作った甘酒は麹菌が生きていないので腐敗しやすいため冷蔵で2日程度が目安。 |
栄養 | ビタミンB1、B2、B6や葉酸、ブドウ糖、オリゴ糖などを含む。また、システインやアルギニン、グルタミンなどのアミノ酸を含み、組成が点滴液に似ることから「飲む点滴」と言われることもある。 |