調味料
及び
香辛料類
昆布茶
原産地 | 日本 |
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外国語名 | dry combu powder, japanease kelp tea (英) |
別名 | こぶちゃ |
由来 | 細かく刻んだり、粉末状にした昆布に食塩やアミノ酸など調味料を加えたもので、茶葉と同様に熱湯を注いで飲むことから昆布茶とよばれる。 |
歴史背景 | 戦国時代には福運を祈って干山椒、小梅、黒豆、昆布を一緒に煎って「福茶」として飲まれた記録がある。現在のような粉末昆布茶は、大正時代(1918年)に藤田馬三(玉露園の創業者)が初めて作ったとされる。 |
伝来 | 昆布は続日本紀(797年)に蝦夷地から都へ送られたと記載があり、何らかの形で利用されていたことがうかがえる。また、京の都で敬意を払う来客のもてなしに昆布を刻んで焙じたものに湯を注いで出すという風習があったとの伝承もある。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | コンブは北海道産 |
特徴 | 昆布由来の旨味と加えられたグルタミン酸ナトリウムの旨味が特徴。乾燥した梅干しの粉末が入ることもある。湯に溶かして飲用するほか、食塩も添加されるので、旨味と塩味のある調味料としても用いることができる。 |
下処理 | 特にない |
料理名 | 浅漬け、和風パスタ、サラダ、スープ など |
調理法 | 昆布由来の旨味と加えられたグルタミン酸ナトリウムの旨味を活かして減塩のための調味料としても使用できる。 |
選び方 | 缶やアルミコーティングした袋に入れて売られているものは、賞味期限を確認する。 |
保存方法 | 吸湿しやすいので、湿気に気を付けて保管する。取り出すときに濡れたスプーンを用いるのもよくない。 |
栄養 | コンブにはミネラルやアミノ酸が多く含まれる。また、水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンを含んでいる。しかし、調味料や飲料として摂取できる量は多くない。なお、食塩が多く含まれるので塩分摂取に制限のある人は取り過ぎに注意が必要である。 |
製造方法 | コンブを乾燥させ細かく刻んだり粉末状にする。食塩、砂糖、グルタミン酸ナトリウムなどを加えているものもあり、旨味調味料としても使える。 |
原材料名 | 塩、砂糖、こんぶ、調味料(アミノ酸等)、酸味料など。風味づけに、あられや乾燥させた梅肉を加える場合もある。 |
備考 | 英語でkombuchaというと、日本でかつて流行した「紅茶キノコ(紅茶に酵母を繁殖させた液)」の飲料をさす場合がある。 |