いも
及び
でん粉類
キクイモ
分類 | キク科ヒマワリ属 |
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原産地 | カナダ東部、アメリカ北東部 |
学名 | Helianthus tuberosus |
外国語名 | jerusalem artichoke (英) |
別名 | カライモ、ショウガイモ、ハナイモ、イモヒマワリ、ブタイモ |
由来 | 和名はキクに似た花をつけ、地下にイモができることから。 |
歴史背景 | 家畜の飼料として導入され、第二次大戦後全国に広まった。栽培されているところもあるが、各地の道路沿いや荒れ地に野生化したものが自然繁殖している。かつては果糖の原料にも使用された。 |
伝来 | 江戸時代末の文久年間(1861から1864年頃)に伝わったとされる。 |
時期 | 秋から春 |
国内分布 | 野生化したものが全国各地にある。 |
特徴 | 食用にするのは主にイモ(塊茎)で、小ぶりのショウガのような形をしている。イヌリンを多く含み、デンプンは少ない。イモはさわやかな甘味を持つ。 |
品種名 | 系統として白イモ系、紫系、ピンク系がある。 |
料理名 | 漬物、天ぷら |
加工品 | 漬物(塩漬け、粕漬け、みそ漬けなど)、乾燥粉末、菓子、健康食品 |
選び方 | 太く丸みのあるもので、しっかりと締まったものがよい。 |
保存方法 | 土がついたまま乾燥しないように保存する。洗ったものはポリ袋に入れて冷蔵庫で。冷凍や乾燥させて保存することも可能。 |
栄養 | イモ類としてはデンプンが少なく、カロリーは低い。「イヌリン」という水溶性食物繊維(多糖類)を多く含んでいる。イヌリンは腸内で乳酸菌の増殖に利用される。このため、腸の働きをよくする効果があると考えられるが、ヒトは消化できないため摂り過ぎには注意が必要である。 |
備考 | 繁殖力が強く、外来生物法では在来植物と競合・駆逐する恐れのある「要注意外来生物」リストに記載されている。栽培する場合は管理されている場所から出ないようにまた、イモなどを野外に放棄することのないように注意が必要である。 |