いも
及び
でん粉類
しらたき
原産地 | コンニャクイモは中国、東南アジアに広く自生する。 |
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外国語名 | thread konjac |
別名 | 糸コンニャク |
由来 | 白い糸状の状態が、白糸の滝のようなので、「しらたき」と呼ばれる。 |
歴史背景 | コンニャクが広まったのは江戸時代と言われている。現在のような方法でシラタキが作られるようになったのは昭和20年代後半から30年ごろと言われているが、定かではない。 |
伝来 | コンニャクイモは、奈良時代に薬用として伝わった。蒟蒻の文字も同時に伝わったとされる。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | 全国各地、シラタキとよぶのは関東を中心とした東日本 |
特徴 | コンニャクが固まる前のドロドロした状態の時に細い穴に通しながらゆで、糸のように細いひも状にしたもの。現在では糸コンニャクも同様に作られるが、かつて、関西では固まった板コンニャクを細く切ったものを糸コンニャクと呼んでいたことから、現在も関西地区では「糸コンニャク」とよぶことが多い。シラタキとよぶ場合は色の白いものになる。 |
下処理 | ザルにあけて袋の水を切り、洗ってから、熱湯でさっとゆでるか、洗った後、水を切って耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(500W)で2分程度加熱し、出てきた水気を切る。 |
料理名 | すき焼き、チャプチェ、炒り煮、タラコ和え、牛丼、サラダ など |
調理法 | 煮る、炒める、和える |
選び方 | 袋に入った水が濁っていないもの、シラタキが縮んで硬くなっていないものを選ぶ。 |
保存方法 | 購入した水の入った袋のまま、冷蔵するとかなり長く保存できる。袋から出した場合、乾燥させないように水の中で保存するとよいが、水はこまめに変えて、できるだけ早く使い切るほうがよい。冷凍は、食感が大きく変わるので望ましくない。 |
栄養 | 97%が水分である。主成分のグルコマンナンは、食物繊維で消化吸収されない。このため、非常に低カロリーな食品である。カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが含まれるが、脂質やビタミンは全くない。 |
製造方法 | 精粉(こんにゃく粉)に水を加えて練り、石灰を加えてゼリー状にしたものを下に細い穴の開いた金属製の円筒に入れ、上から圧をかけて穴から高温高濃度の石灰液中に押し出し、凝固させる。 |
原材料名 | 精粉(コンニャクの粉)、消石灰(水酸化カルシウム) |