いも
及び
でん粉類
ヤーコン
分類 | キク科スマランサス属 |
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原産地 | 南米アンデス山地 |
学名 | Smallanthus sonchifolius |
外国語名 | yacon (英) |
別名 | アンデス・ポテト |
由来 | 英語名yaconから。 |
歴史背景 | 古代インカ帝国では果物のような野菜として食用とされていたという。日本に導入された当時は成分がわからず、イモとは異なった食感と調理法のためほとんど普及しなかった。近年、フラクトオリゴ糖が多く含まれることがわかり、健康作物として注目されるようになってきている。 |
伝来 | 1984年頃にニュージーランドから導入された。 |
時期 | 10月~2月頃 |
国内分布 | 北海道、茨城、栃木、岩手、福島、香川 など |
特徴 | 食用にするのは根が肥大した塊根で、サツマイモやダリアに似た形である。通常は100~300g程度であるが、1kgを超える大きさになるものもある。水分が多く、デンプンを含まないため生食も可能で、弱い甘味とナシやレンコンのような食感がある。フラクトオリゴ糖が多量に含まれており、ポリフェノールとともに健康効果が期待される低カロリーの作物として栽培が広まりつつある。また、茎葉にも機能性成分があることから、乾燥させてヤーコン茶として利用する試みがなされている。 |
品種名 | ペルーA群系統、サラダオトメ、アンデスの雪、サラダオカメ |
下処理 | 切断すると褐変しやすいので水や酢水につけるか、すぐに下ゆでする。 |
料理名 | サラダ、酢の物、和え物、きんぴら、酢豚の具材、天ぷら、かき揚げ など |
調理法 | 生食の他、炒める、煮る、揚げる などの調理ができる。 |
加工品 | みそ漬け、菓子、麺 など |
選び方 | 大きすぎず、表皮に傷のないもの、手に持ったときハリと重みのあるものが良い。 |
保存方法 | 新聞紙等に包んで冷暗所に置くか、冷蔵。切ったものは乾燥しないようにラップをして冷蔵。 |
栄養 | 水分、糖質が多く、デンプンは含まない。イモ類としてはきわめて低カロリーである。食物繊維やカリウムが多い。フラクトオリゴ糖を多く含むほか、抗酸化作用のあるポリフェノール類も多いといわれる。 |