種実類
ケシ/ケシの実
分類 | ケシ科ケシ属 |
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原産地 | ヨーロッパ南東部、地中海沿岸 |
学名 | Papaver somniferum L. |
外国語名 | poppy seed (英)、pavot a opium (仏) |
別名 | ポピーシード |
由来 | 果実が熟すと0.5mm位の小さな粒(種子)が飛び散る。これが小さなものを「ケシ粒」の様という由来である。「芥子」の表記は本来カラシナを指す言葉だが、両者の種子がよく似ていることから、室町時代中期に誤用されて定着したと言われている。 |
歴史背景 | 紀元前から薬用として栽培されていたと考えられる。エジプト、ギリシアからヨーロッパに伝わり、大航海時代に世界へ広まった。 |
伝来 | 室町時代にインドあるいは中国から伝わったと言われている。 |
時期 | 輸入品は通年 |
国内分布 | インド、トルコ、中国、イラン、パキスタンなど。 |
特徴 | アヘンがとれるケシの種子であるが、麻薬成分は含まれていない。また、食用として販売されているものは発芽防止処理(熱処理)されており、発芽しない。なお、ケシの栽培は薬用などで許可された場所以外は法律で禁止されている。したがって、食用は輸入品である。 |
料理名 | 松風(和菓子)、あんパン(飾り)、菓子、七味唐辛子 |
調理法 | 焼く |
加工品 | ポピーシードオイル |
選び方 | 湿気ていないものを選ぶ |
保存方法 | 湿気ないように、乾燥した密閉容器で保存 |
栄養 | 主成分は脂質、炭水化物、タンパク質やカルシウムも多く含まれる。脂肪酸はリノール、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸が主である。 |