種実類
ヒシ/菱の実
分類 | ヒシ科ヒシ属 |
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原産地 | 日本、朝鮮半島、台湾、中国などの池や沼に自生。 |
学名 | Trapa japonica |
外国語名 | water chestnuts (英)、macre (仏)、菱角米 (中) |
別名 | 水栗(ミズグリ) |
由来 | 菱形はヒシにちなむ名前とされるが、葉の形から菱形とする説と実が菱形をしているからとする説がある。 |
伝来 | 日本各地に自生。大粒の「トウビシ」は明治期に中国から導入。 |
時期 | 収穫期は9月中旬から11月中旬頃。 |
国内分布 | 佐賀、福岡 |
特徴 | ヒシの果実。固い殻の中にある白い部分(子葉)を食用とする。ゆで方により食感が異なり、短時間だとシャキシャキとした中国クワイのような感じに、しっかりゆでると栗のような食感となる。クセのない味で香りも少ないため様々な料理に用いることができる。 |
品種名 | 品種ではないが、ヒシ、オニビシ、ヒメビシなどの在来種と中国から導入されたトウビシがある。 |
下処理 | 2時間から一晩程度、水にさらしてアク抜きをする。水に塩と実を入れてゆでる。ゆであがったら水にさらして、冷まし、皮をむく。ゆで加減は調理に合わせて変え、そのまま食するときは20~30分程度ゆでる。 |
料理名 | 塩ゆで、炒め物、揚げ物、ヒシもち、ヒシだんご など |
加工品 | ヒシ焼酎、ヒシ茶 |
保存方法 | 熟した実を収穫し、陰干しして乾燥させ、高温多湿を避けて密閉容器で保存する。 |
栄養 | 主成分はデンプン。タンパク質も含まれる。カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む。 |