種実類
マカダミアナッツ/マカデミアナッツ
分類 | ヤマモガシ科の常緑樹 |
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原産地 | オーストラリア東部のクイーンズランド州南部からニューサウスウエールズ州北部 |
学名 | Macadamia integrifolia |
外国語名 | Macadamia nut (英)、noix de Queensland (仏)、澳州堅果 (中) |
別名 | Australian nut、 Queensland Nut |
由来 | 1857年にオーストラリア人植物学者(フェルディナンド・フォン・ミュラー)が友人の化学者(ジョン・マカダム)の名前から学名をつけたことでマカダミアと呼ばれる様になった。わが国ではマカデミアナッツと呼ぶことも多いが、正しくはマカダミアナッツである。 |
歴史背景 | オーストラリア東部の熱帯雨林で発見されたが、アボリジニは古くから食用としていた。 |
伝来 | 商業栽培は19世紀末に殻の薄い品種が選抜されてからである。1892年にハワイへ導入され大きな産地となった。 |
時期 | 輸入品は通年。オーストラリアでは3~9月。 |
国内分布 | オーストラリア、ハワイが主要産地。南アフリカ、ブラジル、カルフォルニア、コスタリカ、イスラエル、ケニア、ボリビア、ニュージーランド、コロンビア、マラウイなどでも商業生産されている。 |
特徴 | 果実の大きさはウメの実程度で、種子は非常に堅い殻に覆われている。この種子の中身(仁)を食用としており、歯ざわりと風味に特徴がある。 |
品種名 | 果皮がつるつるしたMacadamia integrifolia Maiden and Betcheと、ざらざらしたM. tetraphylla L. Johnsonの二種類とこれらの交配種である。 |
下処理 | 殻付きの場合、殻はペンチではさんだ程度では割れず、専用の殻割を用いるのがよい。 |
料理名 | クッキー、アイスクリーム |
調理法 | ロースト |
加工品 | ローストナッツ、チョコレート菓子、マカダミアナッツオイル |
選び方 | よく乾いて湿気ていないものを選ぶ。 |
保存方法 | 加工品は、湿らないように密封容器か袋に入れ、油脂の酸化を防ぐため、光に当てないように注意する |
栄養 | 脂質を多く含むが、その中で不飽和脂肪酸のオレイン酸、パルミトオレイン酸が多い。また、コレステロールを含まない。近年、総コレステロールとLDLコレステロールの値を下げる効果を持つことが報告され注目されているが、カロリーが高いので食べすぎは禁物である。 |