種実類
ピーナッツ/落花生、南京豆
分類 | マメ科ラッカセイ属 一年生草本 |
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原産地 | 南アメリカ |
学名 | Arachis hypogaea |
外国語名 | peanuts, ground nuts (英)、arachide (仏)、Erdnuss (独)、花生(ホアシェン) (中) |
由来 | 英語のpeanutsに由来する。「pea」は「豆」,「nuts」は「木の実」。「落花生」は漢語からで花が落ちた後、子房柄が伸びて地中に潜り、実が生じることから。 |
歴史背景 | 南米グランチャコ地域から1574年、スペイン人によりヨーロッパにもたらされた。 |
伝来 | 日本には1706~1707年頃に中国から伝わった。全国的に広く栽培されるようになったのは、1874年からである。 |
時期 | 8月から11月頃 |
国内分布 | 千葉県、茨城県、インド、アメリカ、中国、スーダン |
特徴 | マメ科の1年草で受粉後、子房柄が伸びて地中に入り、その先端がサヤとなり結実する。通常は一つのサヤに二粒結実するが、中には1~5粒結実するものもある。大粒種と小粒種があるが、日本で生産される大粒種は煎莢、煎豆、バターピーナッツなどに利用される。輸入される小粒種は主に搾油用やピーナツバターや各種製菓材料になる。 |
品種名 | スパニッシュタイプ、バレンシアタイプ、バージニアタイプがあるが、日本では大粒のバージニアタイプの千葉半立、バージニアタイプと小粒のスパニッシュタイプの中間交雑のナカテユタカ、他にサヤカ、茹で豆専用の郷の香がある。 |
下処理 | 殻のまま、あるいは殻をとって炒ってから食用にする。 |
料理名 | いり豆、ピーナッツ豆腐、豚肉とピーナッツのみそ炒め、鶏レバーのピーナッツ揚げ、さわらのピーナッツフライ、ピーナッツバターサンド |
調理法 | 和・洋・中の菓子類、ピーナッツ豆腐、すりつぶしてピーナッツバターに、すりつぶして調味し和え物やタレなどに、あらく砕いて揚げ物の衣に利用する。未熟な豆はゆで豆に使用される。 |
加工品 | いり豆、ピーナッツ豆腐、ピーナッツバター、バターピーナッツ、天ぷら油などがある。 |
選び方 | 粒がそろい、香りのよいものが良質。脂質が酸化しやすいので、なるべく殻つきのものを選ぶ。 |
保存方法 | 殻をむいたものは食べきるのが望ましい。殻つきのものは冷蔵。 炒り豆は、湿らないように密閉容器に入れて保存する。 |
栄養 | 脂質が多く、そのほとんどが不飽和脂肪酸でオレイン酸やリノール酸が多い。また、ビタミンB1、ナイアシン、B6、葉酸、パントテン酸も多い。炭水化物は豆類で最も少ない。 |