野菜類
セイヨウカボチャ
分類 | ウリ科カボチャ属 |
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原産地 | 中央アメリカから南アメリカ |
学名 | Cucurubita maxima |
外国語名 | pumpkin, squash (英)、courge (仏) |
別名 | ボウブラ(九州)、ナンキン(関西)、唐ナス(関東) |
由来 | ニホンカボチャはポルトガル人によって16世紀中頃に伝えられ、その際にポルトガル語の「Cambodia abobora」(カンボジア産のウリ)として紹介されたためカンボジアが転訛してカボチャとなったとされる。セイヨウカボチャは19世紀半ばにアメリカから伝わったからと言われる。 |
歴史背景 | ニホンカボチャよりも後に入ってきたが、現在はカボチャの主流である。 |
伝来 | 南アメリカの原産で19世紀半ばに渡来し、東北や北海道で栽培されるようになった。 |
時期 | 一年中出回るが、旬は夏。 |
国内分布 | 北海道、鹿児島、茨城、千葉、長崎など。メキシコ、ニュージーランド、トンガなどでも日本向けに日本の種子で生産されている。 |
特徴 | 平べったく、表面はなめらかで、皮は黒緑、灰緑、朱橙、帯緑白がある。ニホンカボチャに比べると甘みが強く、加熱するとホクホクした食感である。 |
品種名 | えびす、都、栗かぼちゃ、黒皮栗、芳香、芳香青皮 |
下処理 | 種とわたを取り除き、煮物の場合、ところどころ皮をむくと火が通りやすい。また煮くずれないように角を面取りするとよい。 |
料理名 | かぼちゃの含め煮、かぼちゃの印籠煮、かぼちゃの琥珀煮、かぼちゃの炒め煮、かぼちゃのそぼろ煮、かぼちゃの天ぷら、かぼちゃと豚肉の炒め物、パンプキンパイ、パンプキンスープ |
調理法 | 粉質で栗のようにほっくりとしており、炒め物や揚げ物にむく。 |
選び方 | 皮がかたくしまっていて重量感があり、色がはっきりしている物。切ったものは種がしっかり詰まり、果肉の色が濃い黄色のものがよい。 |
保存方法 | 丸ごとなら風通しの良い涼しい所へ(15~22℃が適温で、10℃以下になると低温障害でいたみやすくなる)。切ったものなら種とわたの部分を取り除き、ラップで包んで冷蔵庫へ。一口大に切って皮をところどころむき、八分ゆでにしてから冷凍してもよい。 |
栄養 | デンプンを多く含み、黄色の濃いものはβ-カロテンが豊富。食物繊維も多い。ビタミンB6やC、Eなどを含む。 |
備考 | カボチャの種:お茶菓子や酒のつまみにするカボチャの種は、おもに中国から輸入される。白色、黒色の種子を煎って味付けしたもので、皮をむいて中身を食べる。 |