野菜類
ソウメンカボチャ/キンシウリ
分類 | ウリ科カボチャ属 |
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原産地 | 北アメリカ南部 |
学名 | Cucurbita pepo |
外国語名 | Spaghetti squash (英)、金絲瓜 (中) |
別名 | ソウメンウリ(素麺瓜)、イトカボチャ(糸南瓜)、魚翅瓜 など |
由来 | ゆでると果肉が繊維状にほぐれて素麺のようになることから。英語名もスパゲッティのようになることから。中国ではフカヒレ(魚翅)に似るので魚翅瓜と言う呼び名もある。 |
伝来 | 19世紀(明治期)に中国、朝鮮半島経由で伝来したとされる。 |
時期 | 7月から9月頃 |
国内分布 | 岡山、石川、新潟 など |
特徴 | キンシウリが標準名。ズッキーニと同じくペポカボチャの一種。果実は長さ20~30cmの長球形。加熱すると果肉が麺状にほぐれることから、ソウメンカボチャやスパゲティスカッシュのよび名がある。ゆでたものはシャキシャキした歯ごたえを持つ。中国地方から東北地方まで各地で栽培されるが、量は少ない。石川県では能登の伝統野菜の一つとして取り扱われている。 |
下処理 | 輪切りにして中心にあるタネとワタを除き、軟らかくなるまで沸騰水中でゆでる。ゆであがったら、水で冷やし、皮側から手で押して繊維をほぐし、皮から外す。水の中で繊維をさらにほぐして、水気を切る。 |
料理名 | 酢の物、和え物、お浸し、サラダなど。素麺のようにめんつゆにつけて食べることも多い。パスタソースをかけたり炒めて食べることもできる。 |
選び方 | 全体に色ムラがなく傷が少ないもので、重みのあるものがよい。果皮はやや薄い緑から黄色のもの。薄い緑色のものは追熟させると黄色くなる。果皮が黄色くなって軸の付け根が星状になった頃が食べ頃となる。 |
保存方法 | 丸のままだと保存性は高く、カボチャと同様に冷暗所で風通しのよいところに置く。切ったものはラップかポリ袋で包み冷蔵庫で保存する。ゆでたものは冷蔵し、早めに使う。 |
栄養 | 水分が多く、低カロリーで食物繊維が多い。カリウム、カルシウム、ビタミンB群などを含む。 |