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e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

カンピョウ

カンピョウ

この食材のレシピ

分類 ユウガオは「ウリ科ユウガオ属」
原産地 ユウガオの原産地はインド及びアフリカ(ケニア、モロッコ、エチオピアなど)。
学名 Lagenaria siceraria(ユウガオの学名)
外国語名 Kanpyo (dried shavings of immature bottle gourd fruits)
由来 カンピョウは、干して乾燥したヒョウタン(瓢箪)から「干瓢」。「ユウガオ」は夕方に花が咲き、朝方に閉じることから名づけられたとされる。
歴史背景 ヒョウタンの仲間で、中国では2000年前から栽培されていた。日本では10世紀頃に観賞用、容器用として栽培されていた。食用栽培は16~17世紀頃からと推定されている。カンピョウの生産はかつては大阪、滋賀など関西であったが、現在は栃木県で約9割を生産している。
伝来 10世紀頃と推定される。
時期 通年(ユウガオ果実の収穫期は6月下旬から9月上旬頃まで)
国内分布 栃木
特徴 ユウガオの果実(ふくべ)の白い果肉部分を帯状にむいて乾燥させたもの。
料理名 すし(巻き寿司、干瓢巻、五目寿司、ちらし寿司などの具材)、昆布巻きや巾着の結束、卵とじ、きんぴら、サラダ、酢の物など
保存方法 湿気を嫌うので、密封容器に入れ、温度変化の少ないところで保存する。無漂白乾燥品は冷蔵保存が望ましい。
栄養 炭水化物とくに食物繊維が非常に多い。カリウムも多いが、ゆでると溶出し、減少する。ビタミン類はごくわずかしかない。
製造方法 幅3~3.5cm、厚さ3mm程度に果肉をむき、天日や火力で水分35~45%程度まで乾燥させ、硫黄を燃やしたガスにさらす硫黄燻蒸で漂白、殺菌した後、さらに水分20%程度まで乾燥する。無漂白乾燥は燻蒸せず水分量20%程度まで乾燥させる。