野菜類
シシトウガラシ/シシトウ
分類 | ナス科トウガラシ属 |
---|---|
原産地 | 中央アメリカ |
学名 | Capsicum annuum var. grossum |
外国語名 | sweet peppers (英) |
別名 | 青とう |
由来 | 先端が獅子の鼻に似ていることから名付けられた。 |
歴史背景 | 唐辛子は2000年前にはすでに中南米で栽培されており、コロンブスの新大陸発見の土産として、トマトやサツマイモなどとともにスペインに伝わった。唐辛子は長い歴史の中で様々な品種が生まれ、ピーマンやシシトウのような甘味種も存在する。 |
伝来 | 明治期に欧米から甘味種が導入されたが定着せず、戦後に普及した。 |
時期 | 旬は夏。 |
国内分布 | 高知、千葉、秋田 |
特徴 | 辛味のほとんどない甘味種のトウガラシの代表格。熟すと赤色になるが、通常は色づく前の緑色で収穫する。シシトウは種を除かずに丸ごと食べられる。全体に艶やかで緑が鮮やかなものほどよい。 |
品種名 | 土佐、東京千成、田中など |
下処理 | 種も食べられるが、揚げ物にするときは破裂しないように包丁で切り目を入れておくとよい。 |
料理名 | ししとうの天ぷら、ししとうの焼き浸し、ししとうのひき肉詰め、ししとうと鶏肉の炒め物、ししとうのえびすり身詰め焼き、ししとうとちりめんじゃこの炒め煮 |
調理法 | ピーマンの仲間で、油やみそとよく合い、油炒めや揚げ物、炒り煮にするとおいしい。手軽なところでは、表面に油を塗って直火で焼き、みそや醤油をつけてさらに乾かす程度にあぶると、酒の肴やお弁当のおかずにもなる。形を生かして、中にすり身やひき肉などを詰めて揚げたり煮つけたりしてもおいしい。その他、みそ味の炒り煮や、ちりめんじゃこと佃煮風にしたり、酢の物、バーベキューや鉄板焼きの具などに。煮物や焼き物の青みに使うときは、揚げ網にのせて170℃の揚げ油で、空気に触れさせることを2~3回繰り返して揚げると、色鮮やかに仕上がる。 |
選び方 | 長さ5cmぐらいまでの小さめのものがよく、ヘタがしっかりとしていて切り口が新しく、皮がつややかで緑色が鮮やかなもの、全体に張りのあるものが良質。赤みのさしたものや、黒い縞が入ったもの、大きくなったものはかたい場合が多いので避ける。切り口がしなびているものは古い。 |
保存方法 | ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。 |
栄養 | β-カロテン、ビタミンB1、B2、Cを多く含む。 |