e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

切干しダイコン

切干しダイコン

この食材のレシピ

外国語名 dried radish (英)
別名 切り干し、千切りダイコン、干しダイコン
由来 ダイコンを切って干すことから。
歴史背景 江戸時代には尾張(愛知県)が代表的な産地であったが、明治以降、原料の青首ダイコンとともに宮崎に製法が伝わり、昭和以降は宮崎県が主産地となっている。
伝来 日本の伝統食品であるがいつ頃からあったのかは不明。ダイコン栽培は江戸期に盛んになったのでこの頃とも考えられる。
時期 通年。生産は秋から冬。
国内分布 宮崎県、愛知県など
特徴 ダイコンを切って、天日で乾燥させたもの。一般に秋から冬に製造される。干す前に切る大きさなどによりいくつかの種類があり、千切りにしたものを「切り干しダイコン」、縦に四つ割りにしたものを「割干しダイコン」、輪切りにしたものを「花切ダイコン」、ゆでて干したものを「ゆで干しダイコン」とよぶ。また、冬の寒風と氷点下にさらしたものを「寒干しダイコン」、「凍みダイコン」とよぶ。いずれも水につけて戻し、味付けをしてそのまま食べたり、煮物にしたりする。
料理名 サラダ、あえ物、煮物 など
選び方 茶色く変色していないものがよい。
保存方法 乾燥品であるため常温保存出来るが、直射日光は避ける。ただし、常温では夏頃になると茶色く変色してくるので、これを避けるには春頃から冷蔵保存する。
栄養 炭水化物が主成分。食物繊維が多い。カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含む。