野菜類
ミニトマト
分類 | ナス科の一年生草本 |
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原産地 | 南米アンデス高地 |
学名 | Lycopersicon esculentum |
外国語名 | tomato (英)、tomate (仏) |
別名 | プチトマト |
由来 | アステカのジトマテ(zitomate)に由来し、スペインでシマーテになり、17世紀にトマトになったとする説と、ペルーのインディオがtomatiと呼んでいたことに由来するという説がある。ニックネームはフランス語で「愛のリンゴ」、ドイツ語では「天国のリンゴ」、イタリアでは「黄金のリンゴ」。 |
歴史背景 | 航空機の機内食用に、国際空港周辺で小規模に栽培されていたが、1980年代になって「甘く小さくてかわいい」と人気が出始め、本格的に普及した。今では全トマトの10%ほどのシェアを誇る。 |
時期 | 5~8月が旬。 |
国内分布 | 愛知、千葉、熊本、茨城、北海道など |
特徴 | 生食用のトマトで1個の大きさが3cm程度、重さが15-20g程度のものを言う。プチトマトやチェリートマトと称しているのも基本的にはミニトマトと同じものである。甘みと酸味が特徴。果実の色は赤色種が主流であったが、黄色、オレンジ色、紫色などカラフルなものが出てきている。また、形も丸形、洋なし型、スモモ型などさまざまな種類がある。 |
品種名 | 千果、サンチェリー、キャロル、アイコ |
下処理 | 適宜ヘタを取る。 |
料理名 | トマトのサラダ、トマトとえびの炒め物、和え物、マリネ、ピクルス |
調理法 | 生でも、炒めてもおいしい。色も赤、黄、オレンジ色と多彩なので、丸のままサラダやオードブルにも。 |
選び方 | ヘタが新しく、全体に色むらがないもので、実のかたくしまったものを選ぶ。 |
保存方法 | パックごと冷蔵庫へ入れてもよいが、実が割れて汁が出ているとそこからいたむので注意。 |
栄養 | β-カロテン、ビタミンCが多く、カルシウムも含まれる。グルタミン酸が多く、煮込みに使うとうまみが出るのはこのアミノ酸があるため。リコピンも含まれている。 |
備考 | 「トマトが赤くなれば医者が青くなる」といわれるように、ミネラルやビタミンC、Aが豊富な健康野菜。赤い色は、抗酸化作用を持つリコピンという色素のため。また、ヨーロッパには「トマトのあるところ料理のヘタな人はいない」ということわざがある。トマトのおいしさを表すいい例である。 |