野菜類
ビート/テーブルビート
分類 | アカザ科フダンソウ属 |
---|---|
原産地 | 地中海沿岸 |
学名 | Beta vulgaris ssp. vulgaris var. vulgaris |
外国語名 | beetroot, table beet, beet |
別名 | ビートルート、ビーツ、レッドビート、ガーデンビート、火焔菜(カエンサイ)、渦巻きダイコン |
由来 | ケルト語で赤を意味するbetteに由来すると言われている。 |
歴史背景 | 紀元2~3世紀頃から食用とされ、ヨーロッパでは野菜として広く普及している。 |
伝来 | 大和本草に記載があり、江戸時代初期に渡来したと推定される。幕末から明治初年にも何回か導入されたが定着しなかった。 |
時期 | 夏から秋 |
国内分布 | 長野、愛知、静岡など |
特徴 | ビートの中でも根を食用とするために改良された品種群を指す。根の部分はカブのような形態で、輪切りにすると年輪のような輪紋がある。皮も肉も紅色のものが多い。独特の土くささがあり、ゆでてから用いることが多い。若い葉と茎も食用となる |
品種名 | クロスビー・エジプシャン、レッドボール、デトロイト・ダークレッド、エキストラ・アーリー・エジプシャンなど |
下処理 | よく洗ってから皮付きのまま竹串が通る程度に下ゆでして、土くさみをぬく。切ったり、ひげ根を切ると色素が溶出する。 |
料理名 | ボルシチ、サラダ、スープ、酢漬け、蒸し焼きなど |
加工品 | 缶詰、瓶詰 |
選び方 | 直径7、8cm位の丸く、表面がなめらかで凸凹の少ないもの、傷の少ないもの、赤色が鮮やかで、身がしまっているものを選ぶ。 |
保存方法 | 乾燥させないように冷暗所で保存するか、ゆでてから冷凍保存する。 |
備考 | 葉を食用とするリーフビート(フダンソウ)や甜菜糖をとるシュガービート(サトウダイコン、甜菜)などもビートの仲間である。これらと区別するため青果用はテーブルビートとよんでいる。 |