野菜類
ナーベナ/ヘチマ/ナーベーラー
分類 | ウリ科ヘチマ属 |
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原産地 | 東南アジア |
学名 | Luffa cylindrica (L.) M. Roem. |
外国語名 | luffa, loofah, loofa (英)、luffa d'Egypte (仏) |
別名 | イトウリ、イトウイ、ナガウイ |
由来 | 完熟すると果肉の繊維が発達しタワシのように使える。沖縄の方言名である「ナーベーラー」は、そのタワシをつかって鍋(ナービ)を洗ったことから、「ナービアラヤー(鍋洗い)」が変化したもの。 別名のイトウリは中国名の絲瓜に由来する |
歴史背景 | 「多識編」(1630年)や「菜譜」(1714年)、「成形図説」(1804年)などに記載され、古くから食用にされたことが分かる。 |
伝来 | 17世紀 |
時期 | 5~10月 |
国内分布 | 鹿児島、沖縄、宮崎 |
特徴 | 沖縄、九州南部、台湾などでは食用ヘチマとよばれる繊維が少ない品種の開花から2週間程度の若い果実を食べる。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)とともに夏の野菜である。料理には薄皮を除いて輪切りにすることが多い。加熱すると果肉が柔らかくなり、独特の食感と特有の香りと甘みが生じる。果実が大きくなりすぎると筋が硬くなり食べられない。 |
品種名 | 三尺ヘチマ、沖縄在来種、青長、中長、短太、泊ナーベーラー |
下処理 | 表皮がざらついていて硬いのでやや厚めにむいて調理するとよい。包丁でゴボウのように表皮をこそげて除くと青臭さもとれて、黄緑色の面をいかした調理に使用できる。 |
料理名 | ナーベーラーチャンプルー(沖縄)、夏野菜の煮物、ヘチマのみそ汁、ヘチマの酢味噌かけ |
調理法 | 茹でる、油炒め、煮物、和え物、吸い物の具 |
選び方 | 表面がざらついているものが新鮮なもの、小ぶりのものの方が柔らかい。 |
保存方法 | 風通しの良い涼しい場所に置くか、ラップで全体を包み冷蔵庫の野菜室で保存する。 |
栄養 | 表皮がざらついていて硬いのでやや厚めにむいて調理するとよい。包丁でゴボウのように表皮をこそげて除くと青臭さもとれて、黄緑色の面をいかした調理に使用できる。 |
備考 | 完熟果は繊維を利用する。 |